日本ハム株式会社は、発売から32年目を迎える『中華名菜』シリーズより、お笑いコンビ シソンヌさんを起用した新CMを2025年2月27日より全国で放映開始した。
新CM「愛or玉ねぎ篇」では、シソンヌじろうさんに『中華名菜』愛が強すぎるキャラクター「中名 華菜（なかなかな）」が憑依し、スーパーの店員を演じる長谷川忍さんに殴りかかったり、店内で酢豚愛を絶叫するなど、シソンヌお二人の独特な空気感を楽しめる内容となっている。
本CMでは、クセのあるCMを数多く手がける佐藤渉氏がディレクションを担当。日清食品カレーメシや焼そばUFOなど話題のCMを多く手掛けてきた実績を持つ佐藤氏のもと、新たな取組みの一環として誕生した新オリジナルキャラクター「中名 華菜」が、その熱意のあまり広報部を乗っ取るという大胆なストーリーを展開。CM以外にも、既存のプレスリリースを独自の視点で大幅に書き換えたまま公式Xをジャックして『中華名菜』愛を語るなど、前代未聞の手法で企画を盛り上げている。
【中名 華菜が独自の視点で大幅に書き換えたプレスリリース】
【中名 華菜がXを乗っ取り】
株式会社マルヒのプランナー折茂彰弘氏によれば、今年で32年目を迎える『中華名菜』が大幅リニューアルするタイミング（3月）に合わせ、ブランドの存続をかけた、CMを中心としたインパクトある新キャンペーンを昨年の秋から企画していたという。
CMの見どころは何と言っても「中名 華菜（なかな かな）」という中華名菜を愛し過ぎてしまったブランドキャラクターだ。CMではシソンヌのじろうさんに演じていただき、愛ゆえのエキセントリックな言動をコミカルに演出している。折茂氏は、中名 華菜の「玉ねぎに失礼なこと、この上なし」というセリフにしっかりエコーがかかっているのが注目ポイントだと語った。
また、中名 華菜はCMだけでなくXでも特命広報としてプレスリリースを乗っ取ったりと、大活躍（？）しているそうだ。折茂氏は「ぜひチェックしてみてください」と視聴者に呼びかけた。
『中華名菜』は1994年の発売以来多くの顧客に愛されてきたものの、近年の物価高の影響により売上が低迷し、うずらの卵やお肉の個数を告知なく減らすなどの行為で顧客から"愛のある"指摘を受けていた。こうした状況を受け、32年目を迎える今年、ブランド存続を懸けたリニューアルを実施している。
加藤誠也 アドクロ編集部
記事ランキング
