株式会社農心ジャパンは、3月14日から、韓国ではトップブランドのインスタントラーメン「ノグリ」と映画『女神降臨』とのコラボレーションCMのWeb配信を開始した。
「ノグリ」は、辛ラーメンよりも長い歴史を持つロングセラー製品である。「ノグリ」は韓国語で「たぬき」を意味し、丸くて太い麺の形がたぬきを連想させることから名付けられた。うどんのようなもちもちとした食感と太麺が特徴の海鮮ベースのラーメンで、スッキリとした辛さの「HOT」と辛さを抑えめにした「MILD」の2種類がある。
今回のコラボCMでは、イケている麺が特徴の2つのノグリ製品の間で「どちらを食べようかなぁ」と悩む女性が描かれる。この女性の揺れ動く心情は、映画『女神降臨』で2人のイケメン男性の間で揺れ動く主人公の姿を彷彿とさせる演出となっている。最終的に女性がどちらも食べようと決意する瞬間の表情が見どころだ。
株式会社農心ジャパン 成長戦略部門マーケティングチーム課長 三浦善隆氏によれば、今回の企画は昨年10月から検討を開始したそうだ。『女神降臨』はLINEマンガで国内人気の高い韓国作品で韓国でもドラマ化されている作品だったため、日本で映画化されるという点に大変興味を持ったという。同社製品の中では辛ラーメンは圧倒的に知名度があるものの、映画の舞台である高校生からは過去に辛すぎるという声もあったため、韓国で人気があり若年層に支持され、辛さも控えめな「ノグリラーメン」をコラボ対象に選定した。
タイミングとしては、映画の公開時期が丁度良く、春休みからGWにかけては生活が大きく変わる方も多く、忙しくて財布にも優しいインスタントラーメンに注目が集まる頃だと考えていたそうだ。
CMの見どころについて、三浦氏は映画や出演者のファンの方にもノグリラーメンに興味を持ってもらいたいという思いから、CMの舞台を主演のKOKIさん扮する谷川麗奈の自宅をイメージして設定したことを明かした。出演者の速瀬愛さんには降臨前のリラックスした部屋着やメガネもかけてもらい、映画の世界観を表現している。
速瀬愛さんは過去に同社CMに出演した経験もあり、ノグリファンだという情報から今回の出演を依頼したという。「２種類のノグリに本気で悩んでいる速瀬さんをご覧いただけると思います」と三浦氏は語った。
加藤誠也 アドクロ編集部
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