パーソルホールディングス株式会社は、2026年3月23日から4月5日にかけて、「#これ誰にお礼言ったらいいですか」プロジェクトの一環として、保護者から保育関係者への感謝を代行する“お礼広告”を全国24箇所の駅に掲出した。駅中や駅近に保育園がある主要駅を中心に展開され、卒園シーズンに合わせたタイミングで実施された。

本企画は、名前も知らない誰かの仕事に対する感謝を集め、可視化する取り組みとして継続してきたプロジェクトの延長にある。特に保育園に関わる職種に対する感謝の声が多く寄せられていた背景があり、子どもを預ける保護者のリアルな想いを社会に広げることを狙ったものだ。卒園という節目において、日常の中で伝えきれなかった感謝を形にする意図がある。

広告では、実際にSNSに投稿された保護者の言葉をもとに、“名もなきアカウント”によるメッセージとして表現した。掲出場所はJR三鷹駅や川崎駅、大手町駅など、駅中・駅近に保育施設が存在する24駅に限定されており、保育園に子どもを預ける保護者と保育関係者の双方が日常的に行き交う導線上に配置された構成となっている。コピーは「本人に届け…!!!」や「ありがとう……ありがとう…!!!」といったシンプルかつ感情に訴える表現を採用し、視覚的にも強い印象を残す設計だ。

本施策は、場所選定とタイミング設計によって感情の共鳴を最大化したプロモーションと位置付けられる。駅中・駅近に保育園がある24駅を選定することで、当事者に直接届くことを想定している。さらに、涙の卒園シーズンという感情が高まる瞬間に掲出することで、ママ層の共感を強く喚起している。企業メッセージである「はたらいて、笑おう。」とも接続し、働くことを支える存在への感謝を社会全体に広げる設計となっている点は秀逸であり、生活導線と感情を掛け合わせたOOHの好例といえる。

