TVアニメ『ライアーゲーム』および『左ききのエレン』は、2026年3月下旬にかけて、渋谷・道玄坂周辺を中心に屋外広告を展開した。街中の壁面や柵など複数箇所にポスターを掲出し、作品の世界観を都市空間に広げる施策となっている。
両作品はいずれも強いメッセージ性を持つ作品であり、その魅力の核となる“名言”を軸に訴求している点が共通している。ストーリーやキャラクターを直接説明するのではなく、印象的なセリフのみを切り出すことで、既存ファンの共感を喚起すると同時に、未接触層にも興味を持たせる狙いがある。言葉そのものに力がある作品だからこそ成立する企画といえる。
渋谷の街中をジャックする形でポスターを分散配置し、それぞれ異なる名言を掲出した。ライアーゲームでは参加者の声や印象的なセリフを断片的に提示し、作品の緊張感や心理戦の世界観を表現。一方、左ききのエレンでは「描けよ!」など強いメッセージを大胆に配置し、クリエイターの葛藤や情熱を可視化している。いずれも視覚的にはシンプルながら、コピーの力で足を止めさせる構成となっている。
都市空間を活用した分散型のOOHであり、ポスターを“探す”体験を設計している点が特徴。異なるビジュアルを複数箇所に配置することでコレクション性を生み出し、ファンの回遊行動を促進している。単発の接触ではなく、街を巡る中で何度も作品に触れる導線を構築している点は、移動体験そのものをコンテンツ化したプロモーションと位置付けられる。
