韓国コスメブランド「rom&nd(ロムアンド)」は、新商品「ジューシーフラッシュリップオイル」の発売を記念し、体験型ポップアップイベント「ロムアンド商事〜ジューシーフラッシュ営業部〜」を2026年4月11日から13日まで、ラフォーレミュージアム原宿で開催した。あわせて渋谷駅では大型広告も展開し、リアルイベントと広告を連動させたプロモーションを実施した。

同ブランドは創業10周年を迎え、ティントやグロスでは満たしきれなかった"光沢感"を訴求する新たなリップオイルを投入した。ブランドとして初めて、5人組K-POPガールズグループ「ILLIT(アイリット)」のメンバーであるWONHEE(ウォンヒ)をモデルに起用している。今回の就業体験のような形式を取り入れた背景には、商品特性を単なるタッチアップにとどめず、ブランドの世界観とともに理解させる狙いがある。ユーザーが"なりたい自分"を重ねながら商品を選ぶ体験を設計することで、従来のコスメ体験との差別化を図った取り組みといえる。

会場では架空の企業「ロムアンド商事」のオフィスを再現し、来場者が新入社員として参加する構成を採用した。入社証やフォルダなどのオリジナルアイテムが配布されるほか、新作リップオイルのタッチアップやパーソナルカラー診断を通じて、自分に合ったカラーを見つける導線を設計している。

さらに「アイドル」「女優」「ギャル」の3つのテーマに沿ったデスクが用意され、それぞれ異なるメイク体験や撮影が楽しめる空間となっている点が特徴だ。商品体験とフォトスポットを一体化させることで、来場者の滞在時間と体験価値の最大化を図る設計となっている。また、イベント会場ではオフライン店舗未展開アイテムを含む商品の購入も可能とし、体験から購買までを一気通貫で完結させる導線を構築した。加えて渋谷での大型広告展開により、イベントへの認知拡大と来場動機の喚起を同時に狙った。

コスメ販促を体験消費として再設計した施策であり、単なるタッチアップでは届きにくい新商品の質感価値を、「ロムアンド商事」への入社という没入型ストーリーに乗せて理解させた点が特徴である。渋谷駅の大型広告で広く認知と興味を喚起し、来場先の原宿ポップアップで診断、試用、撮影、購入まで深く接触させる二段構えになっており、認知から体験、購買までの流れを作っている。

