サントリービバレッジ&フードは、特定保健用食品「伊右衛門 特茶」と語学学習アプリ「Duolingo」のコラボレーション施策として、2026年4月6日より原宿の商業施設「WeWork アイスバーグ」にて屋外広告を展開した。
掲出された広告は、当初は通常のコラボビジュアルとして展開されたが、1週間後に状況が一変する。4月13日、デュオくんが現地に登場し、既存の広告を自らの手で"上書き"する演出を実施した。広告面は、Duolingoアプリでおなじみの強いトーンの通知メッセージで覆われ、「まだ飲んでいないのか」といったユーモラスな文言が並ぶ構成へと変化。リアル空間において"通知に追われる体験"を再現する仕掛けとなっている。現場では通行人が足を止め、撮影やSNS投稿が相次ぐなど、体験そのものが拡散コンテンツとして機能した。

掲出後にあえて広告面を上書きする二段階設計によって、OOHを固定的な接触面ではなく更新そのものが撮影・投稿の理由になるメディアへ変換している点が特徴。単純なOOHの視認性だけを考えると、変更しないほうがデザインはシンプルでメリハリが効いている。ただ、4月6日の通常掲示から4月13日の改変演出へと時間差を設けたことで、視認だけで終わらせず、変化の瞬間を現地体験とSNS拡散に接続する構造になっている。さらに、デュオくんの起用も単なるキャラクター借用ではなく、ミーム化している"圧のある通知"を屋外表現に落とし込んでいる。IPの認知力に依存するのではなく、キャラクターの行動様式そのものをOOHに組み込んだ構成である。

