みずほ銀行は2026年5月1日から、歌舞伎座木挽町広場の壁面バナージャックをはじめ、KABUKIアドボード、1階口ビーショーケースの3媒体でブランドアンバサダー・吉沢亮を起用した広告を掲出した。小説「国宝」著者・吉田修一によるオリジナルエッセイ「青き挑戦者 吉沢亮」を広告クリエイティブに用い、「青さで、挑む。」をテーマとするブランドコミュニケーションの一環として展開した。

掲出場所に歌舞伎座を選んだ背景には、吉沢亮が主演した映画「国宝」との深い文脈がある。同作は歌舞伎役者の芸道を描いた吉田修一原作の映画で、2025年6月の公開後に観客動員約1310万人・興行収入184億円超を記録した邦画実写歴代最大のヒット作だ。原作者が広告のエッセイを執筆し、主演俳優が広告に出演し、その舞台となった歌舞伎座に掲出するという三重の文脈が重なっている。


映画「国宝」での吉沢亮は、誰もが無理だと言われた挑戦を成し遂げた歌舞伎役者を演じた。みずほ銀行が掲げる「青き挑戦者」の姿勢とその姿を重ね合わせることで、銀行が持つべき「信頼」と「未来を切り拓く強さ」というイメージを、説明なしで納得させる広告になっている。クリエイティブにコピーを選ばず、あえてエッセイという形をとることで、ブランドメッセージを直接語るのではなく、原作者・吉田修一の「この人は本当に挑戦した」という証言を通じ、吉沢亮の姿を通して「挑戦から逃げない」というメッセージを届ける設計になっている。その吉田修一が広告を書き、主演俳優が出演し、作品の舞台に掲出するという三重の文脈が「この場所でしかありえない広告」という必然性を生んでいる。

