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1兆ドルで留年1億年?小学館が仕掛ける「トリリオンゲーム」の斬新広告
株式会社小学館は、2024年10月3日より放送開始となるテレビアニメ「トリリオンゲーム」の宣伝として、9月30日から東京・神奈川の全19駅で「#1兆ドルで何買える」をテーマにした屋外広告を展開している。
「トリリオンゲーム」は、ワガママで大胆なハルとまじめなガクのコンビが1兆(トリリオン)ドル企業を目指す大人気スタートアップ漫画。アニメ化を記念して実施される今回の広告キャンペーンは、1兆ドルの規模を一般の人々にもわかりやすく伝えることを目的としている。
広告は各駅の特徴や来訪者の属性に合わせてカスタマイズされている。例えば新宿駅では「東京タワーより高いシャンパンタワーを入れられる」、月島駅では「中央区2000個分の大きさのもんじゃ焼きをつくれる」といった具合に、地域性を活かしたユニークな表現を採用した。
他にも、雷門など観光名所も多い浅草駅では「人力車で赤道195万周できる」、学生が多く利用する高田馬場駅では「1億4272万1217年留年できる」など、各駅の個性と1兆ドルの規模を印象的に伝える内容となっている。
株式会社小学館マーケティング局コミック事業室の坂本氏によると、今回の屋外広告キャンペーンは6月頃から検討を開始したという。
坂本氏は、「作中で使われる『1兆ドル』で何が買えるかを具体的に表現することで、作品を知らない人にも興味を持ってもらえるのではないかと考え、今回の企画を採用しました」と説明している。
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また、コピーの中に「#1兆ドルで何買える」というハッシュタグを入れることで、広告を見た人々に「自分なら何を買うか」を考えてもらい、SNSなどでの発信を促す狙いもあるとのことだ。
広告キャンペーンは、10月3日のテレビアニメ放送開始に先駆けて9月30日より開始されており、10月6日まで東京都内の駅で掲載予定。TVアニメ「トリリオンゲーム」は、10月3日(木)よりTBSほかにて放送開始予定だ。
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