日本国内で所謂富裕層と呼ばれる人たちへ向けた施策や広告を検討している方は多いのではないでしょうか?
実は、日本国内での富裕層の割合は年々増加しており、富裕層向けの商材をお持ちの企業にとってチャンスと呼べる時代が到来しています。
そこで今回は富裕層の方々の消費動向や行動、コロナ禍に入る前と入った後での違いなどを解説いたします。
富裕層世代について
まず、富裕層と聞くと比較的上の世代を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
従来の日本での働き方は終身雇用型のため年を取れば取るほど所得も向上し、生活レベルも上がっていくとされていました。
しかし、近年この終身雇用型での働き方が段々と見直されており、企業では副業導入を行うケースも多々みられています。
そうした変化が起こる中、これまでとは明らかに違った世代が富裕層と呼ばれるようになっています。
それが20代~30代の富裕層世代です。
東京の銀座に構える商業施設「銀座シックス」
コロナ前は売り上げの3割を外国人観光客が占めるなどインバウンドの需要によって支えられていた部分が多かった商業施設ですが、
コロナ禍で観光客が激減したことで売り上げも一気に落ちてしまいました。
しかし、その売り上げを回復させ支えることになったのはなんと20代~30代の若者世代です。
所謂ラグジュアリーと呼ばれる価格帯の高い商品をそろえるブランドがいくつもテナントとして入っていますが、
それを買うだけの購買力を若者世代が備えているということになります。
富裕層世代の消費行動
それでは、富裕層は実際にどのような消費行動を行っているのでしょうか?
クレジットカード会社であるLUXURY CARD(本社:ワイオミング州ジャクソン、代表取締役社長:林 ハミルトン、以下ラグジュアリーカード)によると、
コロナ前後で大きくお金の使い道が変わっているようです。
コロナ禍に入ってからは海外旅行へ行く頻度が大幅に減り、その代わり下記のシーンにおいて利用する金額が増加しております。
・車両購入
・国内旅行
・百貨店
・鉄道
・レディースウェア
・ギフト用品
海外への渡航を控える代わりに国内への旅行が増加しており、それに伴い鉄道の利用も徐々に増えています。
また、近年では鉄道会社が新幹線に関するキャンペーンを積極的に打ち出して効果いるため、旅行の大きな後押しになっていることが予想できます。
その他の要素を見てもやはり国内での消費活動が増えていることが読み取れますが、これは今後海外旅行の需要が上がるにつれ徐々に変化していくとみられています。
消費行動については年代別でもう少し細かく見てみましょう。
カギとなるのは20代前半の若者富裕層か
近年20代~30代の富裕層世代が増えておりますが、中でも20代の富裕層世代はトレンドの移り変わりが激しいものの消費行動には共通点があるため、
富裕層向けに施策を打ち出す場合は是非押さえておきたい年代です。
引用元:2020年版 若者富裕層プロファイル分析
https://www.macromill.com/contact/files/report/j189_cwgnhp.pdf
図の通り、
・モノに対する執着が薄い
・情報を得るのは主にSNSから
・流行にすぐさま対応していく
という共通点があります。
この20代前半の若者富裕層は国内外への旅行にも費用を多く使う傾向にありますが、
その旅行先やホテルなどをSNSでPRしているアカウントも多くみられており、それを参考にしている人も少なくはないと予想できます。
トレンドの移り変わりが激しいため、「20代の若者は○○を好む」と具体的なイメージを持ち続けることは避けた方がよいと言われておりますが、
若者とともにそのトレンドを追いかけていくことで最適な富裕層向けの施策を打ち出すことができるでしょう。
SNSでの拡散力もあるため、オフライン広告を出しながらオンラインネットワークに一気に流れ込む可能性も期待できます。
30代は共働きで所得が大幅増加になる傾向
厚生労働省の統計によると、各世代ごとの所得の伸長を見たところ30代が順調に伸びており、
これは30代は共働き世帯が多くダブルインカムが入っていることが要因と言われています。
引用元:厚生労働省「令和2年版:共働き等世帯数の年次推移」
https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/19/backdata/02-01-01-03.html
上の図は厚生労働省のデータですが、年々共働きの世帯は増えており、それに伴い世帯所得も増加していくとみられております。
また、ミレニアル世代と呼ばれる30代が中心の世代では消費行動に大きな特徴があります。
RISKYBRANDによると、ミレニアル世代は上の世代よりもライトに贅沢を楽しみ、なおかつステータスや周りの目をあまり気にしないという特徴があるため、
自分自身で贅沢だと思うものを選択する傾向になっております。
20代が流行りやトレンドによって嗜好が変わるのに比べ、あまり時代に左右されないことがミレニアル世代最大の特徴と言えるでしょう。
富裕層にアプローチできるおすすめ広告カテゴリー
では、現在の若年世代の富裕層に対してはどのような手法でアプローチするのが良いのでしょうか。
交通広告
最近では海外旅行への需要も復活していますが、国内旅行もまだまだ若者富裕層世代は注目しています。
特に長時間同じ場所で座ることになる新幹線の車内広告は潜在的な意識を刷り込むとともに、若者ならではのSNSでの拡散も期待することができます。また、国内外問わず飛行機を使った移動を行う富裕層へもラウンジでの宣伝は効果的になるとみられております。
『東海道・山陽新幹線 N700系喫煙ルームステッカー』
新幹線の喫煙ルーム利用者の視界に入りやすい位置に掲出されます。一定時間滞留する場所で、確実にメッセージを訴求します。
特徴
- 新幹線の喫煙ルームに掲出される
- 視界に入りやすく、確実に訴求
参考サイト
『新京成 ドア横ポスター 全線』
ドア横ポスター広告は、車内で特に密集度の高い乗降ドアの両サイドに掲出される電車広告です。目線の高さの位置にポスターを掲出する電車広告で、座席に着いている乗客も立っている乗客もちょうど自然に目に入りやすい位置で掲出されるため、視認性に優れています。注目率が高いので、電車広告の中でも特に人気のある商品のひとつです。
特徴
- 電車内で密集度の高いドア横に掲出される
- 目線の高さの位置で視認性に優れる
- 人気のある広告媒体のひとつ
参考サイト
『JR東日本 新宿ウォール456』
新宿駅東西自由通路に国内最大規模45.6mのLEDデジタルサイネージ。
通路利用者へ強烈なインパクトを残します。
特徴
- 19時間毎日380回の放送頻度
- 国内最大規模45.6mのLEDデジタルサイネージ
参考サイト
『東急 田都渋谷駅ビッグサイネージプレミアム』
東急田園都市線渋谷駅の改札外のワイド20m越えの大型デジタルサイネージです。ハチ公前広場へ繋がる出口A8前の壁面いっぱいに展開される広告はインパクトと高い訴求効果が期待できます。
特徴
- ワイド20m越えの大型デジタルサイネージ
- 改札外の壁面いっぱいに展開され高い訴求効果が期待
参考サイト
『東京メトロ 渋谷55ストリートビジョン』
東京メトロ半蔵線渋谷駅の地下2階コンコースに静止画や動画が掲出できるデジタルサイネージ広告です。
約94インチのモニターを24面使用してPRすることができ、QRコード記載可能面ではQRコードを用いての掲載も可能です。
特徴
- 渋谷駅地下2階コンコースに24面掲出可能
- 約94インチのデジタルサイネージ広告
- QRコード記載可能面での掲載も可能
参考サイト
同封同梱、DM
同封同梱やDMは開封率が非常に高いことが特徴です。富裕層向けの同封同梱、DM広告は人気があり、特に20代のトレンドに敏感な世代はすぐ行動に移す可能性が高く、30代の自分のスタイルを重視するタイプはクリエイティブ次第ではコンバージョン率を大きく高めることが可能となります。
ハイクラスセグメンテーションDMサービス『AFFLUENT DM』
ポスティングが禁止されている高層マンションなどにDM送付できます。
特徴
- 富裕層にリーチ可能なダイレクトメール
- ポスティングが禁止されている高層マンションにも送付可
- 東京・神奈川・埼玉・千葉・愛知など広範囲で実施可能
参考サイト
他社にはない細かいセグメントでターゲティング可能『ニッセン ダイレクトメール』
貴社のダイレクトメールをニッセン会員に向けて発送代行します。
特徴
- ニッセン会員へ貴社のDMを単独DMとして発送
- 粒度の高いセグメントでターゲティングが可能
- 信頼度の高い顧客への発送で注目率・開封率も高い