フリーペーパーは業種・業態に関わらず幅広い企業で利用価値が高く、古くから親しまれている広告手法です。
不動産オーナーとフリーペーパー、一見すると親和性が感じられない組み合わせですが、この不動産オーナーというターゲットも、フリーペーパーの特性を活かし、高い広告効果が期待できる属性の1つです。
今回は、そんな不動産オーナー向けフリーペーパーについて、その種類や特徴について詳しく解説していきます。
まずは、そもそも「フリーペーパーとは一体どういった広告媒体?」というところから解説していきます。
フリーペーパーとは
フリーペーパーとは、読者が無料で手に取ることができる印刷物全般を指す用語です。
多くはフリーペーパー内に広告を掲載する企業からの掲載料で運用されています。
株式会社電通による調査では、2020年のフリーペーパーに使われた広告費は1,400億円以上と、ネット広告が急増した今でもフリーペーパーは多くの業種・業態で広告手法として利用されています。
(参照:2021年 日本の広告費 https://www.dentsu.co.jp/news/release/2022/0224-010496.html)
フリーペーパーには、駅構内やショッピングモールといった商業施設にラックと合わせて設置されているものと、直接指定の住所へ郵送やポスティングなどで届けられるものの2種類があります。
それぞれターゲティングの方法こそ異なるものの、どちらもターゲティングをした上である程度の部数を配布するという目的は同じです。
今回は、この中でも不動産オーナーへ直接郵送で届けるフリーペーパーに焦点を当てて解説していきます。
それでは、ここでターゲットとなる不動産オーナーについて詳しく見ていきましょう。
不動産オーナーとは
不動産オーナーとは、アパートやマンションなどの不動産を保有し、その不動産の賃貸経営によって利益を上げる人のことを指します。
最近では、戸建ての賃貸経営なども盛んに行われるなど、2020年3月時点で不動産の民間賃貸住宅戸数は1925万戸にも上ると言われています。
(参照:全国賃貸住宅新聞 賃貸住宅市場とは ~データで読み解く市場構造と課題~https://www.zenchin.com/news/post-6778.php)
1人の不動産オーナーが所有する戸数を鑑みても、この数字から国内にかなりの数の不動産オーナーが存在することがわかります。
この、国内にいる不動産オーナーの数を活かした広告手法の1つが、不動産オーナー向けフリーペーパーです。
不動産オーナー向けフリーペーパーの種類
不動産オーナーは通常の広告手法でターゲットを絞ってリーチすることが難しいユーザー属性と言われています。
この不動産オーナーという属性の秘匿性の高さが、フリーペーパーという広告媒体と不動産オーナーという属性の親和性が高いと言える1つの要因です。
フリーペーパーは、既にある会員情報などを利用して、リーチしたいユーザーに直接アプローチできる数少ない広告媒体の1つです。
不動産オーナー向けフリーペーパーも、そのほとんどがリストを元に直接ターゲットの元に配布されるタイプです。
今回は、そんな不動産オーナー向けフリーペーパーの中でも、代表的な2種類を紹介します。
・賃貸経営情報誌
不動産オーナーは、その他の業種・業態を営む別会社で働いているなどで、不動産経営に関する最新の情報を日常的に得にくい人も多いことが特徴です。
そのため、常に最新の情報に目を通すためにこういった情報誌を情報源として愛読するオーナーも少なくありません。
賃貸経営情報誌には、不動産オーナーにとって重要な空室対策や管理、売買や法律、市況など日常的に触れる機会の少ない情報が網羅的に掲載されています。
不動産オーナーは、情報感度の高いユーザー層ということもあり、高い開封率が期待できます。
また、不動産オーナーにのみリーチできるため、配布数=潜在顧客となり、高い費用対効果が期待できます。
・ラグジュアリー情報誌
ラグジュアリー(「豪華」や「贅沢」といった意味)な情報誌として発刊されている情報誌で、中には不動産オーナーに特化したラグジュアリー情報誌も発刊されています。
賃貸経営情報誌同様、不動産オーナーにとって重要な情報が掲載されていることはもちろん、旅行やグルメ、健康に関する情報など、不動産オーナーの関心が高い情報も合わせて掲載されています。
ラグジュアリー情報誌は、多くの情報を取り扱っているため、直接的に不動産経営に関りがない商品・サービスの広告宣伝も掲載しやすいというメリットがあります。
高い開封率や絞ったターゲティングから期待できる広告効果など、賃貸経営情報誌同様、得られるメリットの多い広告手法の1つです。
不動産オーナー向けフリーペーパーのおすすめ媒体
まとめ
今回は、不動産オーナー向けフリーペーパーについて解説していきました。
不動産オーナー向けフリーペーパーは、大きな資産を持つ不動産オーナーに直接リーチできる数少ない広告手法です。
不動産オーナー向けフリーペーパーの中には、不動産経営に直接関係のない広告宣伝が可能な媒体もあるため、不動産オーナーと近い属性を持つユーザーにリーチしたい企業にとっても有効な媒体と言えます。
もし、上記のようなターゲットにリーチする広告宣伝ができる、新しい広告媒体をお探しの人は、ぜひ一度、不動産オーナー向けフリーペーパーについて詳しく調べてみてはいかがでしょうか。