ターゲットを絞り込み、効率的にPRできるダイレクトマーケティングという手法があります。ターゲットの属性に合った商品・サービスのPRを行うことができるので、高い費用対効果が期待できる手法です。
ダイレクトマーケティングの中でも代表的な手法である同封・折込・DMは、シニア層や主婦層向けのPRを行うのにおすすめの手法です。同封・折込・DMのそれぞれの特徴やメリット、費用相場について解説します。
同封・同梱広告の特徴・メリット
カタログや会員誌などと一緒にチラシなどの広告物を封入したり、ユーザーが購入した商品と一緒にサンプルやチラシを入れて送付する同封・同梱広告は、開封率が高いため、広告物を見ずに廃棄されるということが少ないという特徴があります。
同封・同梱広告のメリットとしては広告料金が安くコストを抑えられる点が挙げられます。さらにアクティブな会員のみに配布することができるため、高い費用対効果を見込めます。
折込広告の特徴・メリット
折込広告は新聞などに折り込まれる広告物のことで、この手法も広告物をターゲットにダイレクトに届けることができます。特に新聞折込は、新聞と一緒に届くため信頼度が高いという特徴があります。
折込広告も同封・同梱広告同様、低予算での実施が可能ですが、その他にも、新聞の銘柄や、配布エリアを自由に選定できるというメリットがあります。エリアやPRしたい読者層が選べるので、ターゲットを確実に捉えることができます。
DMの特徴・メリット
DMは企業が直接法人や個人へ広告物を送付するダイレクトメールのことです。すでに入手している顧客情報に基づいて発送されるため、ターゲティングしやすく、高い費用対効果が見込める手法です。
DMのメリットとしては開封率の高さも挙げられますが、多媒体と比べ、多くの情報量を届けることができる点もDMの大きなメリットです。郵送可能な形式であればカタログやサンプルを送ることもできるため、十分に商品・サービスの魅力を伝えることができます。
同封・折込・DMの費用相場
同封・折込・DMそれぞれの費用相場についてご紹介します。
以下の相場表はあくまで一例となりますが、同封・折込・DMの1枚当たりの相場です。
より細かいセグメントが可能なほど、単価も高くなるため、金額に幅があります。また、実施するエリアやターゲット、広告物のタイプ(サイズや重さ)などにより、単価が上がる場合もあります。
実施枚数が多ければ多いほど、単価が安くなる場合も多いので、実施したいプランをよく確認し、実施枚数を決めることも大切です。
折込広告の効果事例
ユーザーの手元に残るチラシなどの広告はSNSなどでユーザーが拡散し、より高い広告効果を発揮するケースもあります。
ここからは話題になった折込広告の効果事例についてご紹介します。
サミット総選挙2022
スーパーマーケットチェーン「サミットストア」を展開するサミット株式会社は2022年7月2日から7月10日までの期間、「サミット総選挙」というキャンペーンを実施。このキャンペーンをPRする新聞折込広告がSNSなどで話題になりました。
「サミット総選挙」とは、各商品担当バイヤーがそれぞれの公約を掲げて立候補し、お客様に投票していただくという企画で2022年7月に3年ぶりに実施されました。
各商品担当バイヤーのポスターが並ぶ折込チラシは、選挙ポスターの掲示板を彷彿させるデザインとなっており、思わず読み込んでしまう面白い広告として、SNSで話題になりました。
この折込チラシが配布された時期はちょうど参議院議員選挙の期間でもあったため、SNS上での注目度も高まったのかもしれません。
DHC「天才を募集します」
化粧品・サプリメントなどの製造・販売を行う株式会社DHCが2022年3月25日に実施した新聞折込広告が話題になりました。
今回実施された折込チラシは開発職・プログラマー職の求人広告ですが、「天才を募集します。」というインパクトのあるコピーが注目を集めました。
ただ優秀な人を募集するというPRなだけでなく、基本給とは別に「天才手当」がつくという特徴的な制度についてもPR。企業のイメージアップにも効果があったのではないでしょうか。
おすすめの媒体をご紹介!
ここからはおすすめの同封・折込・DMをそれぞれご紹介します。
おすすめの同封広告
おすすめの折込広告
おすすめのDM
まとめ
同封・折込・DMは低予算でターゲットを絞って実施できるため、商材・サービスに合った媒体を選ぶことで高い費用対効果が実現できる手法です。エリアや年齢、職業など、細かいセグメントが可能なので、同封・折込・DMの特徴を上手く活用し、ターゲットに確実にアプローチしていきたいですね。