【なんば心斎橋】2024年11月25日週 OOHレポート

更新日：2024年12月06日

アドクロ編集部がお届けする2024年11月25日週のなんば心斎橋OOHレポート。なんば駅・心斎橋駅周辺で展開された広告で、押さえておきたい広告事例をピックアップしていきます。過去のOOHレポートはこちら。

Topics①：EVERINGの広告

なんば駅臨時集中貼

なんば駅で掲載されたEVERINGの広告シリーズです。各ビジュアルに「あんしん」というキーワードが含まれており、あらたな決済用デバイスといえる本商品の認知拡大を目指した施策であることがうかがえます。

黒、オレンジ、赤、ベージュなど異なる背景色を用いて、それぞれの場面に合わせた雰囲気を演出。また、コピーは「ゆぴっ」「改札でもあんしん」「花屋でもあんしん」など、シンプルかつ親しみやすい表現を採用し、新しい決済技術に対する不安や抵抗感を和らげているように感じました。

広告全体を通して、モダンでミニマルなデザインと、親しみやすさを両立させており、新しいテクノロジーを日常生活に自然に溶け込ませようとする意図が感じられます。

Topics②：TSUBAKIの広告

御堂筋ジャンボ

心斎橋駅で掲載された資生堂「TSUBAKI」の広告です。「十人十色も生きた艶弾む髪」というメインコピーを掲げ、異なる髪色や髪質を持つモデルたちの写真が印象的に配置されていました。

モデルの髪は、ブラウン、パープル、ブロンド、グリーン、バーガンディなど多様な色を見せており、それぞれが生き生きとした躍動感のある表情で写っています。個性の違いを表現しつつ、共通して持つ「艶」という要素をビジュアルで強調。「十人十色」という言葉を用いることで、多様性を認めながらも、TSUBAKIを使用することで得られる美しさがあることを表しているようでした。

Topics③：個展「CHORSINGSPIEL」の広告

心斎橋グランシートA

心斎橋駅で掲載されたエスパスルイ・ヴィトン大阪で実施中、ドイツ人アーティスト、ウラ・フォン・ブランデンブルグの個展「CHORSINGSPIEL」の広告です。

広告デザインは、白黒を基調としたミニマルでエレガントな構成となっています。黒い布とイスが配置された独特な空間構成の写真が特徴的。モノクロ写真の使用により、アート作品としての深い精神性や芸術性が強調されているように見えました。展覧会は2024年11月27日から2025年5月11日まで、入場無料で開催されるようでした。

Topics④：Amazonブラックフライデーセールの広告

Namba One Vision

なんば駅で掲載された、アマゾンのブラックフライデーセールの広告です。鮮やかな紫色を背景に、商品が乗ったベルトコンベアのようなデザインが特徴的な演出となっています。

デザイン内には、Amazonのロゴが入った段ボール箱をはじめ、ヘッドフォン、ゲームコントローラー、バックパック、お酒などの多様な商品が並べられており、セールの商品カテゴリーの幅広さを表現。紫色の背景に浮かぶ白い雲や、オレンジ色の車輪を持つ列車など、どこか夢のような雰囲気を醸し出しています。長い通路の壁面全体を使用した横長の広告枠を活かした、商品を運ぶベルトコンベアが延々と続いているような演出は、セールの規模の大きさを効果的に伝えていました。