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【なんば心斎橋】2024年12月2日週 OOHレポート
アドクロ編集部がお届けする2024年12月2日週のなんば心斎橋OOHレポート。なんば駅・心斎橋駅周辺で展開された広告で、押さえておきたい広告事例をピックアップしていきます。過去のOOHレポートはこちら。
Namba One Vision
なんば駅で展開された、ホロライブプロダクション所属、星街すいせい ソロライブツアー「Hoshimachi Suisei Live Tour 2024 "Spectra of Nova"」の広告です。
動画では、星や光のモチーフを効果的に使用し、幻想的な雰囲気を演出しています。また、暗い背景に青い光が差し込むような表現で神秘的な世界観を表現したシーンも。
全体を通して、白と青を基調とした統一感のある色使いが印象的でした。
なんば駅で展開された、ミュージカル「大金星(BIG VENUS)~時代を超えて~」の広告です。
「大金星(BIG VENUS)~時代を超えて~」は、新体制となったA.B.C-Zが主演を務める演劇ユニット「ABC座」が展開する新作ミュージカル。黒と金を基調とした宇宙をイメージしたデザインで、大阪のCOOL JAPAN PARK OSAKA WWホールで12月12日から16日まで開催される公演を告知しています。
広告は「大阪で開かれる新たな物語」というキャッチコピーから始まり、A.B.C-Zメンバーをはじめとする出演者たちの写真が並べられた構成。「仲間たち」という言葉を用いて出演者同士のつながりを強調し、「ふんだんに盛りこんだステージ!」「誰もが楽しめるエンターテインメントを見逃すな!」といったフレーズで、観客の期待感を高める工夫がされています。
また、宇宙や星をモチーフにした演出は、公演のスケール感や華やかさを表現すると同時に、エンターテインメントとしての非日常性を印象付けています。金色のフレームで縁取られた広告デザインは、高級感と特別感を演出しているように見えました。
なんば駅で展開されたOsaka Metroの「イーメトロクエスト」キャンペーンの広告です。2024年11月8日から2025年1月31日まで開催される、RPG風のデザインでキャンペーンを告知しています。
「さぁ、大阪の新しい魅力を探しにいこう。」というキャッチコピーと共に、様々なお店や施設が巻物のような形で描かれており、まるで冒険の道のりのように表現されています。キャラクター性のあるイラストや、ゲーム的な要素を取り入れることで、日常の地下鉄利用を楽しいイベント体験として演出していました。
イラストは親しみやすいポップなタッチで描かれており、幅広い年齢層に向けて訴求しているように見えました。地下鉄の利用促進と地域の活性化を目指した、遊び心のある広告キャンペーンでした。
心斎橋ホームシート
心斎橋駅で展開されたCHANELのファインジュエリーコレクション「COCO CRUSH」の広告です。駅構内の柱や通路に沿って、統一感のあるビジュアルキャンペーンが展開されています。
CHANELの象徴的なモノトーンの世界観が、駅の通路空間全体で統一感を持って表現されています。「COCO CRUSH」というコレクション名と「CHANEL FINE JEWELRY」のロゴが、適度な余白とともに配置され、高級ジュエリーブランドとしての品格を保ちながら、若々しく現代的な魅力を伝えています。
心斎橋駅構内のいたるところで広告が展開されており、通行人の視線を自然に誘導し、ブランドの世界観に没入させる演出となっていました。
1つ目は、なんば駅で展開されたSUUMOの広告です。
広告のメインメッセージは「理想の物件、地図から発見!」というもので、スマートフォンの画面とキャラクターを組み合わせた親しみやすいビジュアルで表現されています。地図機能を全面に出し、「おぉ〜っ!」という感嘆の言葉とキャラクターの表情が、物件探しの発見や驚きの瞬間を効果的に演出していました。
2つ目が、なんば駅で展開されたCopilot+PCの広告です。
シンプルな黒を基調とした背景に、「スケッチするだけならこれほどのパワーを持つPCはいらない」というコピーが印象的です。シンプルながらも印象に残るメッセージ性の強い広告となっていました。
3つ目が、なんば駅で展開された「怪獣8号展」の広告です。メインキャラクターである“怪獣8号”と赤背景のコントラストが印象的なビジュアルです。
背景の炎のような赤色と、メインキャラクターの青のコントラストが、デジタルサイネージの発色の良さを上手く活かしていました。
4つ目が、なんば駅で展開されたSEIKOのPROSPEXの広告です。
白を基調としたシンプルな背景に、大谷翔平選手の写真と「SHO-TIME 青春の時間を楽しめ。」というメッセージが描かれていました。
5つ目は、心斎橋駅で展開されたABEMAオリジナルドラマ「INFORMA」の広告です。
暗めの背景に、縁取りされたキャスト写真が印象的なビジュアルで、ドラマの緊迫感やミステリアスな雰囲気を表現していました。広告の下部には「心斎橋PARCO B2Fビジョンにてパルコ限定コメント動画配信中」と「ABEMAで全話独占配信」というメッセージが描かれており、「限定」や「独占」という言葉を用いることで、コンテンツの希少性や特別感を強調しているようでした。
今回取り上げた事例の中で、特に注目したいのがCHANELのCOCO CRUSHの広告展開です。
心斎橋駅をジャックして展開された広告は、情報量を抑え、ブランドの世界観が前面に出たビジュアルが印象的でした。
駅という日常的な空間でありながら、CHANELならではの高級感と品格を損なうことなく、むしろそれを効果的に演出。心斎橋駅自体の雰囲気にもマッチした広告であるように見えました。
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