Topics①：「ViVi×HEPFIVE」キャンペーンの広告
ViVi×HEPFIVEのスペシャルキャンペーン広告です。
ファーストビューでは、ピンクを基調とした鮮やかな配色が目を引きます。中央にはモデル8人がスタイリッシュな衣装で並んでおり、ViViコラボを視覚的に表現。コラボ展開により、ViVi読者層にもHEPFIVEを意識してもらえるような展開となっていました。
横長のフォーマットを活かし、左側にモデルのビジュアル、右側にキャンペーン情報という明確な区分けで展開。複数のイベント情報を過不足なく伝えつつも、ごちゃごちゃした印象を避けるバランスの取れたデザインとなっていました。
Topics②：iPhone16 Proの広告
「iPhone 16 Pro」の広告です。「大傑作のプロ」というキャッチコピーが添えられ、高性能カメラを搭載した最新機種の魅力を簡潔に表現。広告の右側には、iPhone16 Proのカメラ部分が大きく映し出され、撮影機能の高さを視覚的に強調する構成となっていました。
余白を多く取った洗練されたデザインが、高級感と先進性を効果的に伝えていました。
東西通路広告では度々iPhoneの広告が展開されており、場所的な相性の良さを感じます。
Topics③：近鉄グループ 伊勢志摩観光の広告
伊勢志摩観光プロモーションの広告です。大型サイネージに映し出された美しい映像が印象的な広告となっています。色彩は海の深い青が中心となっており、心がときめくような風景と伊勢志摩の自然の豊かさを表現していました。
余白を多く取った構成が特徴的で、必要最小限のテキストと強い訴求力を持つ一枚の風景写真だけで、見る人の想像力を刺激し、伊勢志摩への旅心を誘う効果的な広告となっていました。
駅の通路や改札付近の人通りの多い場所に設置されていることで、日常の忙しさから一瞬でも離れ、非日常の旅の世界へいざなう、そんな雰囲気のあるビジュアルでした。
Topics④：「ICOCA×Apple Pay」の広告
ICOCAとApple Payの広告です。特徴的な点として、ICOCAのキャラクターのカモノハシの「イコちゃん」帽子を着用したモデルを一貫して使用し、ICOCAに関するサービスを視覚的にわかりやすくしている点です。
交通系ICカードであるICOCAとApple Payという連携を訴求するにあたり、小難しそうに見えないよう、身近でかつ親しみを感じるビジュアルで描かれていた点が印象的でした。利便性とポイント獲得という明確なメリットを簡潔に伝える広告となっていました。
Topics⑤：海遊館の広告
海遊館の新展示「新・グレートバリアリーフ」の広告です。
色は深い青を基調とし、サンゴの鮮やかなピンクや黄色が縁取りとなっています。この色使いは海の深さと神秘性を表現すると同時に、サンゴ礁の多様な生態系の豊かさを視覚的に伝えています。中央の青い円形は、まるで水中から空を見上げているような独特の構図で、新しい海の世界への入り口を暗示するようなデザインとなっています。
タイトルや開催情報は必要最小限のテキストで簡潔に伝え、ビジュアルの美しさを最大限に活かす構成となっていました。
Topics⑥：tobiwaトラベルの広告
tobiwaトラベルの学生旅行広告です。黄色の背景に青いロゴ、赤い見出し、緑の丸いアイコンなど、複数の原色を組み合わせた視認性の高いデザインとなっています。
鮮やかな配色は学生向けの元気で活発なイメージを演出すると同時に、遠くからでも目立つ印象がありました。下部にはSNSキャンペーンの案内や、特別プレゼントの情報が配置され、2万4千円からという価格訴求も大きく描かれていました。学生の春休みタイミングを意識した広告のようでした。
Topics⑦：山陽新幹線全線開業50周年記念の広告
山陽新幹線全線開業50周年記念の広告です。
全体的に明るく柔らかいパステルカラーの背景に、白や黒のテキストを配置した読みやすいデザインで、新幹線の歴史を連想させながら懐かしさと温かみを感じさせる演出となっていました。「ありがとう50年」という感謝のメッセージが全体を通じたテーマとなっているようでした。
シンプルでありながらも歴史や発展の軌跡を効果的に伝える広告は、日常的に新幹線を利用する人々に対して、その進化と半世紀の歩みを再認識させる機会を創出。動画はYouTubeでも配信されていました。
編集部から一言
今週は山陽新幹線全線開業50周年記念キャンペーンの広告展開が特に印象的でした。
「ありがとう50年。」というシンプルなメッセージ、そして利用客の様子へと時系列で変化するコンテンツを配置することで、半世紀の歴史を視覚的に体験させる仕掛けとなっていました。また、新幹線のスピード感や先進性を連想させつつも、懐かしさを喚起するバランスが絶妙。3月という年度末の時期に「ありがとう」というメッセージを前面に打ち出すことで、日常的に利用する通勤・通学客に対する感謝と、新年度に向けた継続利用の促進を同時に図っている点も見逃せません。
単に「○○周年！」と謳うだけでなく、山陽新幹線のように時間軸を活用した歴史の可視化と、ユーザーへの感謝を丁寧に表現する手法は、長期的な顧客関係構築において印象的な施策であるように感じました。
アドクロ編集部
記事ランキング
