Topics①：King & Prince「HEART」の広告
King & Prince「HEART」の広告です。「#キンプリにHEARTを」という企画で展開された同広告は、真ん中にファンから届いた「HEARTな瞬間」がテキストで描かれつつ、文字でハートが描かれたビジュアルになっていました。
二人の表情や赤に映える衣装が、アーティストの魅力と新作アルバムへの期待感を演出したクリエイティブとなっていました。
Topics②：アイテック阪急阪神の広告
アイテック阪急阪神株式会社の企業広告です。クリエイティブは白地に濃紺の文字とイラストで構成されており、シンプルながらも洗練された印象を与えていました。
中央部分には「6事業本部」を中心とした円形の組織図が描かれており、エンタープライズ、マルチメディア、交通、医療、インフラソリューション、都市創造という6つの事業領域が視覚的に整理され、各部門の特性や関連性を直感的に伝えています。
また、円形の周囲には建物や交通機関などシンプルなイラストが配置され、企業の事業範囲が都市インフラ全体に関わっていることを表現。通行人に対して企業の存在と多岐にわたる事業内容を効果的づける内容となっていました。
Topics③：iPhone 16eの広告
iPhone 16eの広告です。東西通路の広い壁面と通路に設置されたデジタルサイネージを組み合わせた広告展開となっています。先週は同じ場所でiPhone16 Proの広告を展開していました（参考：【大阪梅田】2025年3月3日週 OOHレポート）
白をベースにした背景とiPhone16eのデザインを等身大以上に拡大し、製品の洗練された質感を存分に表現。iPhoneの特徴的なディテールに注目させつつ、通路上のデジタルサイネージも活用した連続的な広告展開でした。また、Apple社の広告でよく見られる、余計な説明や派手な演出を排除することで、製品自体の美しさと機能性に焦点を当てた内容となっていました。
Topics④：大阪・関西万博の広告
大阪・関西万博の広告です。「4.13 いよいよ万博！」という見出しが白地に黒文字で大きく表示され、開催を告知していました。
鮮やかな赤色と青い顔を持つキャラクター「ミャクミャク」が大きく描かれ、白背景もあって「万博の告知」であることがすぐにわかるビジュアルとなっています。
万博という大型イベントの開催を身近に感じさせる、親しみやすいアプローチが特徴的な広告展開でした。
同広告は別箇所のサイネージでも展開されていました。
Topics⑤：Lenovoの広告
Lenovoの広告です。LenovoというとPCの印象が強い方も多いと思いますが、この広告ではBtoBを意識した内容で、AIを活用したソリューションの紹介を放映していました。
このエリアはオフィスビルへ繋がる動線も多く、左右のエスカレーター含め多くのビジネスパーソンが行き来する場所です。多くの企業担当者が行き来する場所で、「AI」技術をアピールする狙いがあるように感じた広告でした。
Topics⑥：JR東海「#東京ゾクゾク」の広告
阪急 大阪梅田カラムセット
JR東海の「#東京ゾクゾク」キャンペーン広告です。夜の東京の都市景観をバックに、若い男女の表情が印象的なビジュアルです。
「日常を抜けて、東京へ。」「#東京ゾクゾク」というコピーと共に、東京タワーの夜景が鮮やかに描かれ、都市の魅力を視覚的に訴求していました。
広告は新CMに連動した展開と想定されます。気温が上がり、外出しやすいシーズンになりつつあるタイミングを意識したプロモーションであると感じました。
Topics⑦：「ICOCA×Apple Pay」の広告
ICOCAのキャラクターのカモノハシの「イコちゃん」帽子を着用したモデルを一貫して使用し、ICOCAに関するサービスを視覚的にわかりやすく表現したビジュアルが印象的でした。
編集部から一言
今週は大阪・関西万博の広告展開が印象的でした。「4.13 いよいよ万博！」という見出しと鮮やかな赤色と青色のキャラクター「ミャクミャク」を組み合わせた広告が、JR大阪駅の複数箇所で展開されています。
白地に黒文字のシンプルな見出しに対し、キャラクター「ミャクミャク」の鮮やかな色によって「万博に関連したコンテンツである」と視認性を高めた展開となっていました。テキストは最小限に抑え、大型イベントに対する「わかりやすさ」を優先した構成となっています。
3月から4月にかけて春休みや新年度の移動が増える時期に、駅という公共交通の結節点で展開することで、地域住民だけでなく観光客も含めた幅広い層への訴求を図る意図も感じられました。
アドクロ編集部
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