アドクロ編集部がお届けする今週の渋谷OOH Report。今週渋谷で展開された広告で、抑えておきたい広告事例をピックアップしていきます。
Topics①:テストでいい点取りたいなら音ゲーやりなさい!
渋谷駅で掲出されたセガエックスディーとベネッセが共同開発したリズムゲームの広告。「テストでいい点取りたいなら音ゲーやりなさい!」と思わず見入ってしまうコピーが印象的でした。
ポスターは光沢がかっており、他に埋もれない存在感もあります。また、白地に手書き感のあるメッセージが、学校で配布されたプリントを彷彿とさせるデザインでした。
Topics②:漫画のワンシーンで構成された、圧巻のモザイクアート
となりのヤングジャンプで掲載している「ワンパンマン」の30巻発売、3000万部突破を記念して実施された広告。実際に作中に登場した漫画のワンシーンを集めたモザイクアート中心に構成されたデザインとなっており、ファンの間で話題になっています。
近くで見ると、使っているコマ数の多さに驚かされます。マンガ特有の躍動感や迫力もそのままデザインに落とし込まれている点も見事だと感じました。
Topics③:赤いクリエイティブが印象的なカンタス航空の広告
オーストラリアの航空会社「カンタス航空」が渋谷で実施した広告です。2024年3月25日まで実施している、クイーンズランド州セールにちなんで実施。
赤を基調としたデザインが印象的で、柱はフルラッピングで装飾されていました。また、サイネージの動画では飛行機の窓から見えるオーストラリアの景色を表現しており、旅の意欲を掻き立てるような内容となっています。
渋谷55ストリートビジョン(左)、渋谷プレミアムセット(右)
話の話題として写真を指差しながら広告を見ていたり、2人組が「カンガルー見に行きたいね」と話しながら広告の前を通っていく姿などが見られました。
Topics④:iPhone15Proで撮影「ミッドナイト」
今週の渋谷駅は各所で「ミッドナイト」の広告が見られました。「ミッドナイト」は、手塚治虫氏が描いた漫画作品。
今回の広告では、Apple社がiPhoneのみを使って写真や映像を撮影するキャンペーン「iPhoneで撮影 ー Shot on iPhone」の一環として展開。全編iPhone 15 Proで撮影したショートフィルム「ミッドナイト」をApple YouTubeチャンネルで公開しており、その訴求で駅広告が展開されました。
駅構内で展開された広告は、コンテンツ内のワンシーンが切り取られた、思わず唸ってしまうようなカッコいいデザインで、多くの方の注目を得ていたように感じます。
渋谷駅内の様々な場所で展開されていましたが、同じ広告ながら、面によって表示される携帯キャリア各社のロゴが異なっていた点は興味深い点でした。