SEOコンサルティングサービス「ランクエスト」を運営する株式会社ecloreはAIライティングツール利用者144名を対象に、SEO対策としてのAIライティングの有効性について調査を実施した。
調査概要
調査方法：オンラインアンケート調査
対象者：AIライティングツール利用者
有効回答数：144人
調査期間：2024年11月7日～11月10日
既存コンテンツより新規コンテンツの作成にAIを活用
まず、「どのような場面でAIライティングツールを使用していますか？」という質問に対し、「新規コンテンツのライティング」と回答した人が64.8％、次いで「構成案の作成」と回答した人が46.5％という結果となった。既存コンテンツよりも新規でコンテンツを作成する際にAIを活用する人が多く、0からコンテンツを作る際の活用が、いかに業務効率化に繋がっているかが分かる。既存コンテンツのリライト等については、どこをどのようにリライトするかなど、担当者自身に判断が委ねられるからか、AIを活用する人は少なかった。
AIを活用した効率的なコンテンツの量産はSEOに有効
次に「AIライティングツールのSEO効果について、どのように感じていますか？」という質問には、「非常に効果がある」との回答が31.7％、「ある程度効果がある」との回答が53.5％という結果だった。全体の8割以上がAIライティングツールのSEO効果はあると答えた。AIライティングツールを活用することで、短時間でSEOを意識したコンテンツが量産できる。コンテンツの充実はSEO対策にもなるため、AIライティングツールのSEO効果を感じる人が多いのだろう。
約8割がAIが生成したコンテンツを高品質と感じている
次に「AIライティングで生成したコンテンツの品質を、どのように評価しますか？」という問いには、「非常に高品質」と答えた人が33.1％、「高品質」と答えた人が49.3％という結果となった。約8割の人がAIライティングで生成したコンテンツの品質を評価するという結果から、いかにAIライティングツールが高性能であるかがわかる。
利便性・品質は評価できるが表現力などは不十分
最後に「AIライティングツールに改善してほしい点があれば教えて下さい。」という質問に対し、「専門的な内容の精度」と回答した人が55.6％、「自然な表現力の向上」と回答した人が50.7％という結果となった。AIライティングツールの利便性や品質を評価する一方、内容の精度や自然な表現力についてはまだ不十分だと感じる人が多いようだ。
AIライティングツールで業務効率を上げている人は多い。しかし、専門的な知識や自然な表現力など、まだまだ不十分な点があるようだ。このことから、AIライティングツールが生成したコンテンツをそのまま採用しているユーザーは少ないのではないだろうか。コンテンツ作成のアシスト的な使い方でAIライティングツールを活用していることが予想できる。今後さらに技術が向上し、精度も上がって、AIが生成したコンテンツをそのまま採用できるようになるかもしれない。今後のAIの発展に期待したい。
小松未知子 アドクロ編集部
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