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人力車背面に昆虫食カフェが広告掲載 その媒体特性とは
2024年7月より、人力車サービスを提供する「東京力車」と、昆虫食を専門とするカフェ「TAKEO 浅草本店」が手を組み、人力車の背面に広告を掲載する新たな取り組みを展開しています。
東京力車は、人力車と熟練した車夫による案内で、浅草観光を提供するサービスを展開しています。同社はSNSを活用した情報発信にも力を入れており、多くのフォロワーを獲得しています。
本企画を主導した、東京力車を運営する株式会社ライズアップの法人営業部部長である川名友貴氏によると、今回のコラボレーションは2024年5月ごろから打ち合わせを進めていたそう。「人力車背面の看板」を広告枠とする取り組み自体は初めてとの事でしたが、今後積極的に販売を検討しているそうだ。
“人力車の背面”という特異な面に広告を出すにあたり、クリエイティブのポイントについて話を聞いたところ、「人力車は何度も同じエリア内を回ります。だからこそ、“地元からの認知”獲得が見込めることが人力車看板の強みになります。また、観光客の方が記念で人力車をよく撮影するので、SNSでの拡散効果も見込めます。ただ、通行人との接触時間は短いため、情報量を絞ってシンプルに分かりやすくすることがデザインのコツです。」と川名氏は話す。
人力車に広告を掲載した後の反響については、「人力車の業務中に、観光客の方や地元の方から昆虫食カフェの場所を聞かれることが多くなりました。」と体感でも反響を感じているようでした。
人力車という伝統的な乗り物と、サステナブルな食文化である昆虫食という組み合わせも話題性がありますが、人力車の背面という広告媒体が非常にユニークであると感じました。
特に観光客にとっては、利用有無に関わらず、人力車が走っていること自体が旅行中の“体験”の一部であり、SNSを通じた発信効果も期待できるのではないでしょうか。また、広告を実施したカフェ「TAKEO 浅草本店」が同じ浅草エリアということで、広告を見た利用者がすぐに行動を起こしやすい点もポイントであるように感じています。
以降、積極的に広告枠を販売していくとの事で、今後の展開にも注目していきたいですね。
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