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アジフライに味ぽん?「味ぽん鉄道ラッピング」の目的を担当者に聞いた
株式会社Mizkanは、松浦鉄道株式会社、松浦市(長崎県)、株式会社三陽と合同コラボレーション企画として、トレインラッピングを実施。運行中の「アジフライの聖地 松浦号」に味ぽんとアジフライのラッピングを施し、2024年6月1日から運行を開始しました。
【ラッピング電車のデザイン】
今回のコラボでは、味ぽんをかけたアジフライの写真を盛り込んだラッピングを車体に掲載。味ぽんの容器をイメージさせる黄色をベースに「ジュワッ〜」「ザクッ!」とおいしそうな効果音を交え、おなかが空いてくるデザインとなっています。
Mizkanでは、2023年1月に「アジフライに何かけるか問題」について調査を実施。味覚センサーAIを使った調査の結果、味ぽんとアジフライの相性の良さが97.3点と証明された結果を踏まえ、今回「アジフライの聖地 松浦号」とのコラボが実現しました。
株式会社Mizkan 営業本部営業企画部の藤原氏によれば、“アジフライに味ぽんをかけて食べていただく提案”自体は2022年の12月より検討を始めつつ、今回の企画を具体的に検討し始めたのは2023年の秋頃だといいます。
今回のコラボが実現した経緯について、藤原氏によれば「アジフライブームの立役者である長崎県松浦市様が、松浦鉄道様で“アジフライの聖地 松浦号”という広告実施していることを知り、ミツカンとして話題化の1施策としたいと考えたことがきっかけです。その上で、松浦市様、松浦鉄道様と幾度となく話し合いを重ね、アジフライ話題化へのご理解をいただけ、実現の運びとなりました。」
【今回ラッピングが展開された、“アジフライの聖地 松浦号”】
コラボにおける狙いについては、「“アジフライの聖地 松浦号”を運行する松浦鉄道で広告を掲載することで、アジフライと味ぽんの相性の良さを認知いただき、味ぽんの使用シーンの拡大を期待している」としたうえで、
「味ぽんユーザーに対し、新たな食べ方を訴求することで需要促進を期待していますし、味ぽんの非購買者についても新たなメニュー提案によって新規開拓を図ることを期待している」そうだ。
ラッピング電車は、2024年6月1日から2025年5月下旬まで運行予定。2025年3月までの期間については「アジフライに味ぽんはなぜ?」といった理由が書かれた中吊り広告が掲載されます。また、ラッピングされた松浦号の出発式が行われる2024年6月2日には、松浦駅でアジフライと味ぽんの試食配布が実施されました。
【“アジフライの聖地 松浦号”の車内の様子】
今回のように、ブームの立役者とタッグを組んで認知を広げていく手法は、SNS時代だからこそ非常に有効であると感じられます。ラッピング電車が走る沿線の方々に向けたプロモーションは勿論のこと、「面白い」と感じた人々がSNSで投稿を広げていけば、結果的に"味ぽんとアジフライは合う"という話題が広まっていく可能性があります。
今後は沿線住民はもちろんのこと、観光客にもアピールし、松浦観光の一つの魅力として定着することが期待されます。松浦ならではのご当地グルメとして、アジフライと味ぽんの馴染みのよさが認知されれば、新たなご当地名物の誕生につながるかもしれませんね。
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