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近鉄松阪駅で“あの”名曲をパロディーにした広告、その意図を探る
ヘルスケア商品を企画開発する株式会社アメイズプラスは2024年6月10日から2024年6月23日までの2週間、三重県の近鉄松阪駅構内にて、新商品「gymterior シェイクボックス」の広告を展開。キャッチコピーには思わず口ずさみたくなるあの名曲の歌詞をパロディー化し使用しています。
同社はAMAZING(驚き・感動)を世に届けることを理念とし、一風変わったヘルスケア商品を販売。広告に掲載している商品「シェイクボックス」は、振動するエクササイズグッズで、太ももに挟んで使用するもの。商品の特徴である「震える」というイメージを前面に出しつつ、インパクトのあるキャッチコピーを採用しています。
【近鉄松阪駅構内での掲出の様子】
今回の広告について、担当の株式会社アメイズプラスPR事業部の中平氏に伺ったところ、企画の検討は2024年2月から始め、6月実施の理由は「シェイクボックス」の販売開始時期が5月下旬であること、また本格的に夏に向けてのダイエットが始まるタイミングだったからだといいます。
また、松阪駅への掲出は、パロディー元の歌手の出身地であること、地元の方々に反応していただきたいという想いからだそう。
【名曲のパロディがキャッチコピーに】
クリエイティブに込めた想いやこだわりについては、「当社はAMAZING(驚き・感動)を世に届けることを志として、ECを中心に一風変わった美容健康アイテムを販売しています。商品だけでなく、面白い広告を通じて世の中にAMAZINGを届けたいと思っております。
"シェイクボックス"は当社としては珍しい電動のアイテムであり、認知の獲得のために企画がスタートしました。企画会議では様々な案出しや話題になった広告について議論しました。
その中で上がった事例からヒントを得て、名曲のパロディーであれば世にAMAZINGを届けることができると考え、方向性を定めました。そして商品の特徴である"震える"をパロディーにするならあの名曲だと即決した。」と中平氏。
デザインについてはできるだけシンプルかつ文字が目立つようにしたようで、
「パロディー部分もわかる人にはわかる程度のラインを攻めました。"二児の母"という部分にもこだわり、一つは商品のターゲットという文字通りの意味です。本商品は足に挟むだけで、ながらダイエットができるというものです。そのため"子育てで時間がないけど、夏に向けて手軽にダイエットをしたい!"という方に訴求するワードになっています。もう一つは"二児の母"が“あの”歌手の名前の韻を踏んでおり、このワードをチョイスしました。」とこだわりが伝わってくる。
「この名曲の世代の方々はちょうど子育て世代で、ご自身の運動に時間を割くことが難しいかと思います。広告を通じてそのような方々に、くすっと笑える瞬間や手軽なダイエット方法を提供できればと思います。」
クスっと笑える広告の裏には、まさにAMAZINGな工夫がみられました。
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