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衣類ケアブランドが黒・白の吊革広告を実施 目的を担当者に聞いた
衣類のシミケアブランド「Dr.Beckmann」の日本総輸入元であるイーオクト株式会社は、2024年6月27日から1年間、都営地下鉄4路線の各2車輌全8車両で、Dr. Beckmannの吊手広告を展開しています。
Dr.Beckmannはドイツのガーメント(衣類)ケア・ブランド。“衣類の専門医”として100種類以上のシミの悩みや、エリ袖の黄ばみ、洗濯時の色移り、色あせ、くすみなど様々な悩みに対し、自宅で簡単にできる処方をし、衣類を長持ちさせます。
今回、吊手広告を展開する商材は、昨年テレビ番組やSNS投稿で話題化した「ブラック&ファイバーリフレッシュ 黒復活シート」と4月1日に発売になったばかりの「グローホワイト ウルトラ 蛍光増白剤(酸素系漂白剤入り)」の2アイテムです。
【実際の製品パッケージ】
今回のプロモーションについて、イーオクト株式会社でDr. Beckmannのブランドマーケティングを担当している菅野亜香氏によると、本企画は2024年の2月に企画の検討がスタートしたそう。
広告展開の手段で吊革広告を選択した理由については、「今回の都営地下鉄4線(浅草線、三田線、新宿線、大江戸線)の吊手広告は、掲載期間が1年間と長期間になります。なので、より多くの方にリーチできると思い、選定しています」と菅野氏は話す。
広告展開の意図については、「広告を出したドイツのガーメントケアブランド Dr. Beckmann(ドクターベックマン)のブラック&ファイバーリフレッシュ黒復活シートは、昨年TVや人気インスタグラマーやインフルエンサーに取り上げられ大バスリしました。また、白復活をうたうグローホワイト ウルトラ 蛍光増白剤(酸素系漂白剤入り)は、4月1日発売の新商品です。
新しい洗濯習慣“衣類のホワイトニング”、“衣類のブラックニング”(黒色の衣類を染めずに黒さを復活させること)を作り、衣類をきれいに長持ちさせることで衣類ゴミの削減につながる“サステナブルランドリー”を広めたいと考えていた」そうだ。
【吊革広告で展開された広告デザイン】
クリエイティブやデザインのポイントについては、
「シンプルで目立つことを考えました。片側を#黒復活の文字と商品画像、もう片側を#白復活の文字と商品画像にして、それぞれ表と裏を交互にして見せています。洗濯で使うものであることを伝えるために、吊手の両サイドには“洗濯するだけで、黒がよみがえる”、“洗濯するだけで、白がよみがえる”とテキストを入れています」と菅野氏は教えてくれた。
都営地下鉄という多くの人々が利用する公共交通機関での長期的な吊手広告は、幅広い層へのリーチを可能にし、ブランド認知度の向上に寄与すると考えられます。また、期間内に同路線を通勤通学で複数使うユーザーにとっては、長期の刷り込みも期待できます。
「黒復活シート」と「白復活」製品という対照的な商品を、吊革の対局した位置関係を活かして、シンプルかつ印象的なデザインで表現している点がユニークな事例でした。
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