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4日で約1300人動員 メルカリが仕掛けたスキマバイト体験「お金で払えない中華飯店」
株式会社メルカリのスキマバイトサービス「メルカリ ハロ」は、年末シーズンに向けて、スキマバイト体験ができる没入型施設「お金で払えない中華飯店」を12月5日から12月8日までの4日間、サナギ新宿にて開催した。
本イベントでは、お皿洗いやホールスタッフ、インフルエンサーなどのスキマバイトを、面接・履歴書不要で体験できる。約10分間のスキマバイト体験を通じて、絶品中華料理と交換できる体験型イベントとなった。
参加者はホール・キッチンやティッシュ配り、着ぐるみでの宣伝、インフルエンサー体験など、5種類のスキマバイト体験から好きな職種を選んで参加することができる仕組みだ。
イベントで提供された料理は、渋谷の老舗中華店「兆楽」が全面協力。また、没入感を高める演出として“常連客のヤマさん”との会話や、幻の裏メニュー、スタッフとのチェキ撮影などストーリーも用意され、本物の中華料理店で働くような臨場感のある体験が用意された。
メルカリが実施した「スキマバイトに関する調査」によると、回答者の半数以上となる54.0%が「パート・アルバイトで悩んだ経験がある」と回答。「面接・履歴書の準備が大変だった」が37.0%、「急に休みたい時にシフトの調整が大変だった」が24.1%と、従来の働き方に不満を抱えている実態が明らかになった。
同調査ではスキマバイトの知名度について、名前を知っている人は8割以上(81.3%)にのぼったものの、スキマバイトの特徴まで把握している人は3割以下(28.8%)にとどまることが判明。
そこでメルカリは年末シーズンに向けて、一人でも多くの方にスキマバイトの気軽さや柔軟さに気付くきっかけを提供するため、本イベントを開催した。
株式会社メルカリ「メルカリ ハロ」担当広報によれば、今回の企画は約半年の準備期間を経て実施に至った。12月の実施時期については、クリスマスやお正月などの年末行事が集中し、また「103万円の壁」に関連する「働き控え」が顕著になる時期であることから、事業者の人手不足と働き手の柔軟な働き方ニーズが高まるタイミングとして選定したという。
没入型スキマバイト体験の設計にあたっては、「メルカリ ハロ」の特徴である「面接・履歴書不要」「すぐに給与が受け取れる」といった要素を、中華飯店の空間の中でシームレスに体験できるよう工夫を凝らした。
同サービスの働き手の半数以上が初心者であり、8割が未経験者歓迎の求人であることを反映。10分間という短時間の体験を通じて、最短1時間から働ける柔軟性や、働いた後すぐに給与が受け取れる利便性を表現している。
「年末シーズンに向けて、一人でも多くの方に『スキマバイト』の気軽さ・柔軟さに気付くきっかけを届けたいという思いで実施した今回の企画は、4日間で累計約1300名が来場する結果となった」と同社担当者は語った。
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