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ハーゲンダッツ、40周年の集大成として消費者エピソードで綴られた車両広告を展開
ハーゲンダッツ ジャパン株式会社は、創業40周年を記念した「40年分のしあわせを運ぶ電車」を、東京・大阪・名古屋の主要路線にて12月15日より順次運行開始している。
同社は今年の創業40周年を記念し、"あなたと創るしあわせ"をテーマに、記念商品の発売や体験型ポップアップイベントを展開してきた。その一環として実施したSNSキャンペーン「#ハーゲンダッツを語ろう」では、27,530件もの消費者からの思い出エピソードが寄せられた。
【原宿で展開された40周年記念イベント『Häppiness Factory』】
今回運行する記念電車では、寄せられたエピソードの一部をハーゲンダッツのパッケージデザインと共に車両内に展示する。これらのエピソードは、1984年の創業以来、同社が掲げてきた「Dedicated to Perfection(完璧を目指す)」という創業者ルーベン・マタスのブランド哲学と共に歩んできた消費者との特別な時間を映し出すものとなっている。SNSでは実際に電車に遭遇したユーザーからの発信も見られた。
ハーゲンダッツ ジャパン株式会社マーケティング本部の藤江亨氏によれば、本企画は2023年11月頃から検討を開始したという。2024年の創業40周年を迎えた同社は、"あなたと創るしあわせ"をテーマに年間を通じて記念商品の発売や体験型ポップアップイベントを展開してきた中で、本企画を40周年記念施策のフィナーレとして位置付けた。
実施時期については、12月がハーゲンダッツの年間売上が最も高くなる月であり、多くの消費者との接点が生まれるタイミングであることから選定。長年の愛顧への感謝を込めて、この時期の展開に至ったと説明する。
電車内のクリエイティブについて藤江氏は、定番商品であるミニカップのパッケージデザインを採用し、その中に消費者のエピソードを組み込むことで、一目でハーゲンダッツの企画と認識できる装飾を目指したと語る。「お客様自身の体験に置き換えて思い出を振り返っていただくきっかけとなれば」と、加えて「この装飾を見て、ハーゲンダッツを食べてみたい、誰かと共有したいという気持ちになっていただけたら嬉しい」と展開への期待を述べた。
運行は東京メトロ銀座線・丸ノ内線、Osaka Metro御堂筋線、名古屋市営地下鉄名城線・東山線で実施され、12月15日の大阪での運行開始を皮切りに、12月28日まで各路線で展開される。同社は集まった全てのエピソードを社員が一つ一つ読み込み、今後のブランド展開に活かしていく意向だ。
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