株式会社カヤックは、株式会社あきんどスシローと有楽製菓株式会社が展開する「ブラックサンダー」とのコラボフェアプロモーションの企画・制作を手掛けた。2025年1月6日から12日までの期間、駅貼り広告を展開し、1月8日に発売される新作コラボスイーツ2種に合わせて、スペシャルコンテンツ「運命の恋もじ診断」を公開した。

2024年1月に実施した両社のコラボレーションでは、"本命と義理"の2つのスイーツを発売し、結婚報告のようなX投稿による告知が大きな反響を呼んだ。今回のコラボレーションでは「甘酸っぱい再会」をテーマに、カヤックが駅貼り広告、SNS、スペシャルコンテンツ、店内施策の企画・制作を担当した。

広告展開として、スシローの本社所在地であるJR吹田駅と、ブラックサンダーの製造を行う有楽製菓の工場所在地であるJR豊橋駅にて、お互いにコラボを依頼するラブレター広告を掲出。カヤック社員の男女が巨大な便箋に直接手書きで制作した世界で一つだけのラブレターとなっている。
クリエイティブディレクター合田ピエール陽太郎氏によれば、本企画は2024年8月頃から検討を開始したという。スシローカフェ部とブラックサンダーのコラボレーションを効果的に話題化するため、OOH広告やSNS投稿の企画、さらにコラボパフェに付属するピックから楽しめるスペシャルコンテンツ「運命の恋もじ診断」まで、幅広い展開を企画・制作した。


広告展開において特徴的なのは、掲出場所の選定だ。ブラックサンダーからの手紙をスシローの本社がある大阪府・JR吹田駅に、スシローカフェ部からの手紙をブラックサンダーを製造する有楽製菓の工場がある愛知県・JR豊橋駅に掲出することで、実際の手紙のやり取りを再現する演出を行っている。

【JR吹田駅の様子 ブラックサンダーからスシローへの手紙】

【JR豊橋駅の様子 スシローからブラックサンダーへの手紙】
プランナー・コピーライターの村上藍加氏は、クリエイティブの特徴について、巨大な便箋に全てのメッセージをマーカーで手書きした点を挙げる。スシロー側の手紙には特別に制作した光沢のある巨大なキラキラシールを貼り付け、本物の手紙のような装飾を施した。手書きならではの修正ペンの跡や、ペンのかすれ、シールの重なりなど、アナログならではの温かみのある細部まで丁寧に作り込んでいる。

【寿司の「寿」の字を間違えた形跡が。手書きならではの味がある】
PRプランナーの梶陽子氏は、昨年の施策との連続性にも言及する。前回のコラボレーション時には、有名人の結婚報告を模した手書きの告知を展開し、スシローカフェ部はギャル風の文字、ブラックサンダーは誤字を黒いザクザクで隠す独特の文字で表現した。この個性的な筆跡は今回の企画でも踏襲され、ブランドの個性を際立たせている。

有楽製菓株式会社の「ブラックサンダー」は、ココアクッキーとプレーンビスケットをチョコレートでコーティングした食べ応えのあるチョコバーだ。2024年9月に発売30周年を迎えたこの商品は、ココアのほろ苦さとチョコレートの甘み、そして特徴的なザクザク感で、幅広い年代から支持を得ている。
一方、スシローカフェ部は「おいしく、わくわく、ぞくぞく。」を新コンセプトに掲げ、専属パティシエを含むメンバーが最新トレンドを取り入れながら、こだわりのスイーツを開発している。定番商品に加えて年間約50種類の新作スイーツを展開することで、来店するたびに新たな発見や驚きを提供することを目指している。
今回のコラボレーションは、長年愛されているチョコレート菓子と、こだわりのスイーツ開発を続けるスシローカフェ部という、異なる個性を持つ両者の魅力を掛け合わせた意欲的な取り組みとなっている。
