石川県金沢市に拠点を構えるユニフォームメーカーの株式会社ヤギコーポレーションは、メディカルウェアブランド「RISERVA（リゼルヴァ）」のプロモーションにAIモデルを起用し、1月発刊の小冊子で公開した。
ヤギコーポレーションは2014年11月の「RISERVA」ブランド発表以来、多様化する医療シーンに対応する付加価値の高いメディカルウェアの提供に取り組んできた。医療現場では技術の進歩や社会の変化への対応が常に求められ、働く人々のユニフォームにも進化が必要とされている。同社はこの「進化の象徴」として、男女2名のAIモデルを起用することを決定した。
株式会社ヤギコーポレーションメディカル営業課の金田氏によれば、AIモデル起用の検討は2024年5月頃から開始。メディカルウェアブランド「RISERVA（リゼルヴァ）」の小冊子制作を検討する中で、起用を決定したそうだ。
起用の背景について、科学技術や社会の変化への対応が求められる医療現場において、働く人が着用するユニフォームにも進化が必要との考えから、男女2名のAIモデルを「進化の象徴」として採用することにしたと金田氏は説明する。現状、メディカルウェア業界ではAIモデルの起用例が少ない中、「RISERVA」オリジナルモデルとして起用することで、ブランドイメージの認知向上を目指している。
AIモデルのビジュアルについて金田氏は、「清潔感、優しさ、信頼感といった医療ウェアに必要な基本イメージを備えつつ、ジェンダーの垣根を越えたデザインをご提案するRISERVAブランドの特長をモデルに反映させました」と語る。さらに「ユーザー様に親しみを持っていただけるよう詳しいプロフィールを設定し、等身大の親近感も持たせました」と、モデル設定における工夫を説明した。
今後、AIモデルはカタログを中心に「RISERVA」ブランドのプロモーションで活動する予定となっている。
加藤誠也 アドクロ編集部
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