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航海機器メーカー古野電気、マナー啓発と海洋保護をテーマに企業広告を展開
古野電気株式会社は、2025年2月から阪神電車の広告媒体を活用し、企業広告「FURUNOを知ってほしくてシリーズ」を展開する。本社最寄り駅である阪神西宮駅をはじめ、大阪梅田から山陽姫路間の駅構内、駅前地下通路、車両内などで順次掲載を開始する。
この企業広告は2020年から継続的に展開されており、今回は「海」をテーマにした4種類の新作クリエイティブを製作。「車内マナーを守ろう!海は守る!」「子供の安全を守ろう!海は守る!」「公共マナーを守ろう!海は守る!」「整列乗車を守ろう!海は守る!」の各編を通じて、マナー啓発という社会貢献も兼ねた内容となっている。
古野電気株式会社 経営企画部ブランドコミュニケーション課広報の野口氏によれば、今回の企画は昨年の夏前から検討を開始した。鉄道媒体を活用した広告として最適な展開方法を模索する中で、「2月」という実施時期には複数の戦略的な意図があったと説明する。
数年ぶりに同社採用サイトを大幅リニューアルするタイミングと就職活動が本格化する時期が重なることから、リクルーティング効果を重視。また、1月中旬に決算開示を行う企業として、株主からの注目度を高める狙いもあった。
クリエイティブの特徴について野口氏は、これまでの広告や動画に登場したキャラクターを積極的に活用することで、「このアニメーションと言えばフルノ」という認知の定着を図ったと語る。
昨年は「みんなが大好きな海を守るのFURUNO!」と企業メッセージを前面に打ち出した一方で、今回は鉄道媒体での展開を活かし、公共マナーの啓発と海を守る企業姿勢を組み合わせた新たなアプローチを採用。
昨年度展開された広告
今年度展開される予定の広告
広告を目にした人々の行動変容を促すと同時に、海への親しみとFURUNOブランドへの好感度向上を目指している。
商船や漁船向けの航海計器、漁労機器、ITS関連の産業用機器などBtoB製品を主力とする同社は、この広告活動を通じて企業の認知度向上と企業ブランド価値の向上を目指している。
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