メンソレータムとイトーヨーカドーがコラボし、親子で楽しめる体験型プロモーション「なりきり！メンソレータム救急箱」が、11月8日にイトーヨーカドーアリオ亀有店で開催された。
本イベントは「メンソレータムの女の子」になりきって写真撮影ができるという内容で、撮影した写真は、その場でオリジナルデザインの救急箱に印刷され、そのまま持ち帰ることができる。コスチュームは3種類用意されており、子ども用の看護服や白衣などから好きな衣装を選んで撮影を楽しめる。撮影後は、自分の顔がメンソレータムのロゴ風デザインとしてプリントされるため、“ブランドの顔になる”という特別な体験が味わえるのが魅力だ。
本イベントについて、ロート製薬株式会社メンソレータムブランド担当によれば、「家族の思いやりの瞬間」にブランドが寄り添う仕組みをつくることを目的に企画された。
メンソレータムは長年にわたり「やさしいおせっかい」をブランドタグラインに掲げ、肌悩みに寄り添う存在として家庭の中で親しまれてきたが、現代では日常の中でブランドと触れ合う機会が限られている。そのため、店頭での体験を通してブランド価値をより深く感じてもらう必要があると考えたという。
イベントでは、ブランドの象徴である「リトルナース」になりきり、写真撮影を行う体験型の仕掛けを導入。撮影した写真はその場でプリントされ、家族で使う救急箱に貼り付けられるようになっている。家族の誰かを思いやるタイミングに、ブランドが自然に介在するよう設計されており、写真を通じて会話やぬくもりが生まれることを意図している。
なかでも「自分の顔がメンソレータムのロゴになる」という発想は、過去に実施したイベントでの好評をヒントに生まれた。来場者がロゴの輪の中に入り撮影できる仕掛けが人気を博したことから、今回はさらに進化させ、ブランドの世界観に自分自身が完全に入り込める体験を目指したという。
開催場所にイトーヨーカドーアリオ亀有店を選んだ理由については、家族連れの来店が多く、メンソレータムと取引関係が深い店舗であることが背景にある。ブランドの想いに共感し、思い出に残るイベントを共に実現できるパートナーとして同店の協力を得た。
実際の来場者層は20〜30代の家族が中心で、祖父母を含む3世代での参加も見られたという。今回の取り組みは、店頭を単なる販売の場にとどめず、「家族の思いやり」を形に残す場へと転換する試みでもある。担当者は「世界にひとつだけの“なりきりメンソレータム”写真を通じて、ブランドが家庭の中で思いやりをつなぐ存在として記憶されてほしい」と語った。イベントはイトーヨーカドー大森店で11月15日、イオンスタイル大日で11月23日、24日に予定されている。
アドクロ編集部
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