いなば食品は、小田急線の車内において「ライトツナ」などで知られる同社ブランドを訴求するつり革広告を掲出した。掲出は小田原線・江ノ島線・多摩線を含む小田急線の広域ネットワークで展開され、首都圏を横断する交通動線の中でブランドの存在感を高める取り組みとなっている。

小田急線は新宿から神奈川方面へ広がる首都圏有数の鉄道ネットワークで、通勤・通学・観光など多様な利用者が行き交う路線として知られる。いなば食品はこうした生活動線の中心にある鉄道空間に着目し、日常的に繰り返し接触する環境の中でブランドを想起してもらうコミュニケーションを狙った。ツナ缶やペットフードなどで広く知られる同社ブランドを、生活の中で自然に目にする景色として浸透させることが背景にある。

広告は車両内のつり革部分を活用する形式で展開され、「いなば」や「ライトツナ」などおなじみのブランドロゴを配したデザインを採用。背景まで色を入れたビジュアルにより、車内空間をブランドカラーで染め上げる構成となっている。ふと目線を上げた瞬間にロゴが視界に入る設計が特徴で、通勤・通学で日常的に利用する乗客に対して繰り返しブランド接触を生み出す仕掛けだ。掲出期間は2025年12月24日から2026年12月23日までの予定で、長期間にわたる展開となっている。

鉄道車内広告は移動時間という「受動的な視認環境」を活用できる点が強みであり、特につり革広告は視線の上げ下げに合わせて自然に目に入る媒体として知られる。今回の施策は、日常の移動空間にブランドカラーとロゴを繰り返し配置することで、生活風景の一部としてブランドを定着させるコミュニケーションと位置付けられる。広域路線を使った長期掲出により、生活動線に溶け込む形でブランド想起を積み重ねる鉄道OOHの典型的な活用例と言える。

