GMOグローバルサイン・ホールディングスは、電子契約サービス「電子印鑑GMOサイン」とロッテの新アイスブランド「アジアに恋して」を掛け合わせたコラボイベントを、2026年4月10日にGMOインターネットグループ第二本社ビルで実施した。GMOグループ内で毎週金曜日に行われているバータイムを拡張し、社内外のゲストも参加可能なスペシャルイベントとして展開された取り組みである。

企画の背景には、BtoBサービスである電子契約の特性がある。形のないサービスであるがゆえに、ユーザーに対して感情的な価値や温度感を伝えにくいという課題がある。そこで同社は、体験の場を設けることでブランド理解を促進し、「サイン=選択と確定」という概念を直感的に伝えることを狙った。ロッテの新アイスブランド「アジアに恋して」との共催により、無機質な契約行為を「フレーバーを選ぶ」という身体的な体験へと変換する設計が採用された。

当日は、来場者が4種類のアイスフレーバーから自身の選択を行うプロセスを「サイン」と位置付け、ブランドメッセージを体験として提示する構成となっていた。会場では飲み放題やビュッフェが提供され、通常は社員向けに行われているバータイムをベースにしながらも、取引先など外部ゲストも招いたオープンな場として展開された点が特徴だ。

結果として来場者数は800人を超え、SNS上でも大きな反響を生むなど、BtoB企業の枠を超えた広がりを見せた。また同社はこれまでもロッテやミツカン、雪印メグミルクといったBtoC企業とのコラボレーションを重ねており、今回の施策もその文脈に位置付けられる。
短期的なリード獲得にとどまらず、ブランド想起(Top of Mind)の形成を主眼に据えた施策といえる。無形で伝達が難しいBtoBサービスの温度感を、アイスを選ぶ体験と社内バータイムの外部開放によって可視化し、企業文化そのものをコンテンツとして提示する構造となっている。来場者833名という規模はあくまで一側面に過ぎず、本質は14万超のインプレッションと4,500件超のリポストによって接点を広げ、将来的な導入検討時に想起されるブランドポジションの確立を狙った点にある。BtoB企業が自社単独ではリーチしにくい層への接触を、日常的な親しみやすさを持つBtoCブランドとのコラボで実現している。さらに、定常的に実施している社内バータイムを外部へ開くことで、企業文化を参加型コンテンツとして流通させ、広告表現では得にくい親近感を体験を通じて生み出している。
※数値は2026/4/15時点

