ウィザーズ・オブ・ザ・コーストは、カード型対戦ゲーム『マジック:ザ・ギャザリング』の新セット「ストリクスヘイヴンの秘密」の発売にあわせ、2026年4月13日から19日にかけて京王井の頭線・渋谷駅にて屋外広告とポップアップイベントを展開した。駅構内の広告掲出と体験型イベントを組み合わせたプロモーションで、新セットの認知拡大を図った取り組みである。

本施策は、新セットの世界観を都市空間で体験させることを目的とした企画だ。「ストリクスヘイヴン」は魔法学院を舞台としたシリーズであり、学びや知識といったテーマが特徴となっている。こうした設定を現実空間に落とし込み、プレイヤーだけでなく通行者にも興味を喚起する狙いが背景にある。発売直前のタイミングで展開することで、購買意欲の醸成と話題化を同時に狙った構成といえる。

渋谷駅構内において、作中に登場する大図書棟をイメージしたビジュアル広告や映像を掲出した。ファンタジーの世界観をそのまま駅空間に再現することで、通行者の視線を引きつける演出となっている。また、改札外のイベントスペースではポップアップイベントを開催し、「秘められし書庫」を模した空間を設置。来場者は指定されたカード「ミスティカルアーカイブ」を探し出すミッションに挑戦し、達成者には景品が提供される仕組みとなっている。短時間で参加可能な設計とすることで、通勤・通学の合間でも体験できる導線を構築した点が特徴だ。

大図書棟や秘められし書庫といったゲーム内の固有名詞を駅空間にそのまま持ち込むことで、既存ファンには文脈の理解による没入感を提供しつつ、作品を知らない通行者にも非日常的な空間として認識させ、「何の場所なのか」を自発的に確かめたくなる導線をつくっている。単なるビジュアル掲出にとどまらず、現地で探索ミッションまで接続したことで、IPの理解度に差がある来訪者を同じ場に引き込みやすい構成でもある。

