株式会社サンセイランディックは2026年5月1日から、東京さくらトラム(都電荒川線)でマスコットキャラクター「底地くん」をあしらったラッピング車両の運行を開始した。サンセイランディックは底地・借地権・古アパートの買取りや権利調整を専門とする不動産会社で、「底地」「居抜き」「共有持分」といった専門性の高い分野を主な事業領域とする。一般には理解されにくいこうした事業内容を広く発信するため、日常的な公共交通を活用したブランド認知向上を図った。

ラッピング車両は都電荒川線の沿線の街並みと調和させながら、視認性と親しみやすさを兼ね備えたデザインを採用。底地くんのキャラクターを前面に押し出すことで「難しい不動産の話」というイメージを和らげ、思わず写真を撮りたくなるビジュアルとしてSNSでの拡散も意識した仕上がりとなっている。
今回活用された東京さくらトラム(都電荒川線)は東京に残る唯一の路面電車で、三ノ輪橋〜早稲田間の12.2kmを結ぶ30停留場の路線だ。地元住民の通院・買い物・通学など日常の移動手段として定着しており、沿線には高齢者や子育て世帯が多い。ラッピング広告は路面電車の特性上、乗降客だけでなく沿線の歩行者・自転車・ドライバーにも視認され、車体全体を使った単独広告として存在感が高い。1両編成のため複数両をラッピングする一般の電車広告と比べてコストが抑えやすく、電車ラッピング広告の入門としても活用されている。

