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JA共済連「隠レア野菜プロジェクト」 渋谷で規格外野菜の魅力伝えるイベント実施
JA共済連(全国共済農業協同組合連合会)は、12月4日より、変わった見た目の青果物に秘められた魅力を発信する「隠レア野菜プロジェクト」を開始している。同プロジェクトでは、特設サイトの開設やギャラリー展示、コンセプトムービーの配信など、複数の施策を展開する。
本プロジェクトでは、農産物規格外や見た目を理由に手に取られづらい青果物による食品ロスの削減を目指している。変わった模様や傷、見慣れない色でありながら、その見た目だからこそ秘めている隠れた美味しさや栄養を持つ野菜や果物を「隠レア野菜」として定義し、全8種を選定した。
プロジェクトの主な施策として、12月5日から7日までの期間、渋谷区東で「隠レア野菜ギャラリー」を開催した。会場では宝飾品のように飾られた「隠レア野菜」を展示し、来場者が手に取るアクションに連動した光の演出により、特別な出会いを演出する仕掛けを用意している。
さらに、JA共済の地域貢献活動アンバサダーを務めるお笑い芸人・ティモンディが出演するコンセプトムービーを制作、配信している。
本施策で企画とコピーライティングを担当した北浦俊氏によれば、昨年度末から施策の検討を開始。JA共済が毎年展開している「地域貢献活動 ちいきのきずな」の一環として、今年度は「農業振興」をテーマに据え、JA共済が支える農家の想いを多くの人が振り向きたくなるようなコミュニケーションとして発信することを目指したそうだ。
イベント会場として渋谷を選定した理由について、若者が集う都会という点で農業・農家から最も遠い位置にある街であることを逆手に取ったという。普段は農業を意識することが少ない層にもメッセージを届けたいという思いから、あえてこの場所でのイベント開催を決定したそうだ。
「とにかく野菜や果物を"良いもの"として描くことを大切にしました。『隠レア野菜』という企画名が示す通り、傷や色などの見た目に隠れつつも、実は魅力と農家さんの愛情がたくさん詰まっていることを、あふれる輝きと共に表現することを目指しました」と北浦氏は語った。
特設サイトでは農家へのインタビュー記事を掲載するほか、12月13日までの期間限定で、X(旧Twitter)上でのフォロー&リポストキャンペーンを実施した。
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