株式会社博報堂は、新たなマーケティングチャンスの創出を目指し、「博報堂富裕層マーケティングラボ」を立ち上げました。
このプロジェクトの一環として、「新富裕層“インカムリッチ”生活者調査」を実施し、世帯年収1500万円以上の生活者の意識や価値観、行動についてのデータを収集しました。
調査は2023年12月1日から6日にかけて行われ、全国20~69歳の男女2,451名が対象でした。
結果として、インカムリッチ層は全体の2.4%を占め、その過半数が会社員であり、約3割が上場企業に勤務していることが明らかになりました。
また、彼らの多くは「現金・預貯金」を主な資産として保有しており、約4割が「自宅の土地」「株式」「生命保険」を保有しています。
資産運用に関しては、中長期のリターンを重視し、リスク管理を行いながら自ら投資を行っている傾向が見られました。
生活面では、健康や心の豊かさのためにお金をかける人が約6割おり、時間やゆとりを得るための投資にも積極的です。
消費に関しては、節約意識は高いものの、生活を楽しむためや自分へのご褒美のためにお金を使いたいという意識がインカムリッチ層には強いことが分かりました。
調査概要
- 実施期間:2023年12月1日~6日
- 調査対象:全国20~69歳の男女 計2,451名
- 主な発見:世帯年収1500万円以上のインカムリッチ層は全体の2.4%、過半数が会社員
- 保有資産:「現金・預貯金」が最多、約4割が不動産・株式・生命保険を保有
- 資産運用:中長期リターン重視、リスク管理と自己投資を実践
- 消費意識:健康やゆとりのための投資に積極的、ご褒美消費にも意欲的