アドクロ編集部がお届けする2025年1月6日の渋谷OOHレポート。渋谷で展開された広告で、押さえておきたい広告事例をピックアップしていきます。過去の渋谷OOHレポートはこちら。
Topics①：リアルミーの広告
渋谷駅で展開された、就活サービス「リアルミー」の広告です。
基本的なビジュアルでは、黒いスーツを着用した就活生の姿を青基調の背景で展開。「本当の私は、意外と強い。」というメッセージと共に、就活生の凛とした表情が印象的なクリエイティブとなっています。
特徴的なのは、同じ壁面に展開された「REAL SKILL」というゲーム的なUIを模した表現です。関係構築力や協調性、論理化力などの能力値をゲームのステータス画面のように可視化し、ミレニアル世代やZ世代に馴染み深いゲーミフィケーション要素を取り入れています。スキルの数値化やレベル表示、キャラクターアイコンなど、RPGゲームを想起させるデザイン要素を効果的に活用しています。
就活という真面目なテーマを、ゲーム的な要素を用いて親しみやすく表現することで、若年層の興味を引く工夫が施された広告となっていました。
Topics②：adidasの広告
渋谷タワーレコード近くで展開されたadidasの広告です。青山学院大学の駅伝ランナーの様子を描いたビジュアルが印象的です。
スポーツウェアのデザインや選手の力強い表情、ダイナミックなポージングが、陸上競技の持つスピード感や躍動感を表現しています。また、建物の特徴的な黄色の構造フレームと青いビジュアルのコントラストが、広告の視認性を高めているように見えました。
Topics③：「勝利の女神：NIKKE」の広告
MAGNET by SHIBUYA109 ビッグボード
渋谷エリアで展開された、スマホゲーム「勝利の女神：NIKKE」の広告です。
メインビジュアルには赤髪のキャラクターが大きく配置され、「胸に響く、あなたの音」というキャッチコピーと共に描かれていました。広告の下部には音波のような曲線やカセットテープのモチーフが配置され、音楽性を視覚的に演出しています。
特筆すべきは、実際のカセットテープのようなNFCタグを制作し、スマートフォンをかざすことで情報にアクセスできる仕組みを取り入れている点です。タッチをすることで実際に音楽が聴ける画面に遷移するなど、ターゲット層として想定される若年層の興味を引く工夫となっていました。
Topics④：「tuki.15」の広告
渋谷マークシティで展開されたアーティストtukiの1stアルバム「tuki.15」の発売告知広告です。
ピンクを基調とした幻想的な色調の中、制服姿の女性キャラクターがCDを手にしている大型ビジュアルが展開されています。天井が高く開放的な空間を活かした縦長の大型広告は、自然光が差し込む窓際に配置されることで、時間帯によって異なる表情を見せる演出となっていました。アニメ調のアートワークと現実の空間が調和し、視認性の高い広告表現となっていました。
Topics⑤：ドラマ「119」の広告
渋谷マークシティで展開された、フジテレビの月9ドラマ「119 エマージェンシーコール」の広告です。
ネイビーブルーを基調とした配色で、消防士たちの姿を印象的に捉えた宣伝ビジュアルとなっています。「その声は、明日につながっている。」というキャッチコピーと共に、緊急通報に携わる人々の物語であることが伝わってきます。
制服姿のキャスト5名が横一列に並ぶ構図は、チーム力や連帯感を表現しており、番組の世界観を表現。救急救命の最前線で働く人々の日常を象徴的に演出していました。
Topics⑥：NHK大河ドラマ「べらぼう」の広告
渋谷駅前で展開されたNHK大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」の広告です。
2025年1月5日より放送開始した今年の大河ドラマは、江戸の出版人・蔦屋重三郎が主人公で、主演を横浜流星さんが務めることでも話題です。
広告は最初、おみくじ付きの“べらぼう開運シール”を自由に剥がして持ち帰ることができるピールオフ広告となっていました。シールが剥がれると、2025年1月から12月までのカレンダーが現れるという仕掛けになっています。カレンダーの各月ごとにドラマの名場面を映し出した写真が掲載されており、一年通して蔦屋重三郎の生涯を描いていくこのドラマの魅力を存分にアピールしていました。
Topics⑦：サッポロ生ビール黒ラベルの広告
渋谷駅で展開された「サッポロ生ビール黒ラベル」の広告です。
広告には、テレビCM「大人エレベーター」に出演中の妻夫木聡さんと長谷部誠さんが登場。大型のサイネージではテレビでおなじみのCMが放映され、さらにサイネージピラーには「20歳を迎えた皆さんへ」として、今年成人する人へ向けた二人のメッセージが掲載されました。
「サッポロ生ビール黒ラベル」では毎年、成人の日に併せて広告を展開しており、今年も成人の日をお祝いする広告が掲出されました。
Topics⑧：ガールズグループオーディション「No No Girls」の広告
渋谷駅構内にて展開されたオーディション「No No Girls（ノーノ―ガールズ）」の広告です。
「No No Girls」はBMSGが主催、ちゃんみなさんがプロデュースするガールズグループオーディションで、日本テレビ「No No Girls Night」でオーディションの様子を放送。2025年1月11日の最終審査『No No Girls THE FINAL』開催に合わせ、オーディションファイナリスト10名のビジュアルを掲載した広告を展開しました。
ファイナリストたちの写真にはQRコードが印字されており、そのQRコードを読み込むと、今までのオーディションの軌跡を見ることができます。今まで番組を見ていなかった人も最終審査が楽しめるよう工夫された広告でした。
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今週掲載された応援広告を紹介！
今週掲載された応援広告を紹介！
アドクロ編集部
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