Topics①：ストッパの広告
阪急大阪梅田駅で展開された、「ストッパ」の受験生向け広告です。
白を基調とした背景に、黒とオレンジを組み合わせた力強いタイポグラフィで「ストッパが、ついてるよ。」「突撃"ス"破」というメッセージを大きく配置。製品名の「ストッパ」と「受験突破」を掛け合わせて、受験生への応援メッセージを表現していました。
下部には「ストッパは、受験生を応援しています。」というサブコピーを配置し、受験期特有の緊張や不安に寄り添う製品であることを印象づけていました。
Topics②：阪神高速道路の広告
大阪駅で展開中、阪神高速道路株式会社の企業広告です。
白を基調としたデザインに、「100年先も安全・安心・快適な高速道路へ」という大きなメッセージを配置、その下に「阪神高速、開通から60年」というサブコピーを添えていました。
広告の後半部分には、モノクロの歴史的な写真をパネル状に配置することで、60年の歴史を視覚的に表現。メインメッセージでは「100年先」という未来を見据えた表現と、「60年」という実績を組み合わせることで、長期的な視点での企業姿勢を表現しているように感じた事例でした。
Topics③：スマホゲーム「アークナイツ」の広告
大阪駅で展開された、スマホゲーム「アークナイツ」の5周年記念キャンペーンの広告です。
広告の中央から右側にかけては、ゲームキャラクターたちのイラストを大きく配置。細部まで丁寧に描かれたデザインが、作中のデザイン力を印象づけています。
複数の広告面で展開し、様々なキャラクターのビジュアルを配置することで、ゲームの世界観の広がりを表現。下の床面の白黒タイル模様と相まって、空間全体で統一感のある演出となっていた印象でした。
Topics④：Amazon Audibleの広告
大阪駅で展開していた、Amazon Audibleのサービス広告です。
サイネージを利用し、「人はオーディブルを始めると」というコピーから始まる動画で展開されています。ハリー・ポッターシリーズの視聴、運動しながらの利用など、様々な利用シーンを映像で表現していました。
同広告は、同じ週に新宿駅でも展開されていました。多くの駅利用者が通る動線上で展開することで、幅広い層の認知獲得を狙った施策であったように感じました。
Topics⑤：三菱電機の広告
大阪駅で展開された、三菱電機株式会社の企業広告です。
今回の広告は商品宣伝というよりも、求人を意識した展開のようでした。「コツコツ ワクワク〜」というキャッチフレーズを中心に、従業員の写真と共にメッセージを展開。「世界をよくする」というメッセージと、「Changes for the Better」というタグラインを組み合わせることで、企業姿勢を表現しているように感じました。
Topics⑥：セントラルビジョンで展開された広告
今週は、その立地と面の大きさ、音量で抜群の存在感を放つ「セントラルビジョン」で展開されていた2つの広告を紹介します。
1つ目が、バルチカ03の広告です。飲食50店舗が集合する同施設への誘導を促す施策となっていました。
左右両端には鮮やかな青を基調とした背景に、白文字で店舗情報とロゴを配置。左側には「JR大阪駅西口改札すぐ イノゲート大阪内 2F-5F」という具体的な店舗位置と方向を示す指マーク、右側にはブランドロゴを配置することで、わかりやすさを重視したビジュアルであるように感じました。
2つ目が、Honda採用情報の広告です。
鮮やかな赤を背景に、「ゾクゾクとHondaにワクワクを求めて」という白文字のメッセージを配置しています。「ゾクゾク」と「ワクワク」という擬音語を組み合わせることで、採用後への期待感と企業の魅力を表現していました。
多くのビジネスパーソンが行き交う立地での訴求を図っています。矢印のデザインを用いることで、次のステップへと誘導する視覚的な効果も生み出していました。
編集部から一言
今週は、受験シーズンの本格化に合わせて展開されたストッパの広告が印象的でした。
今回の広告では「受験突破」という言葉を用いて、製品名を巧みに表現していました。特に、「ストッパ」という製品名と「突破」を組み合わせた表現は、受験生の緊張感を和らげながらも応援メッセージとして機能する絶妙な言葉選びとなっていました。
また、1月中旬という時期は、センター試験（現共通テスト）や私立大学の一般入試を控えた受験生にとって最も緊張が高まる時期です。そうした時期に合わせて、阪急大阪梅田駅という学生やその親世代含め、往来が多い場所で展開することで、広告接触の確度を高めていました。
アドクロ編集部
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