公開日:
更新日:
【大阪梅田】2024年12月23日週 OOHレポート
梅田駅で展開された、「クリープハイプ」の2025年全国ツアーの告知ポスター広告です。
ツアータイトルは「君は一人だけど 俺も一人だよって」。広告のデザインには、左側にツアー情報が配置され、右側にはメンバーが和室のような場所で撮影された写真が使われていました。
ツアータイトルは、孤独感と共感を同時に表現する詩的な言葉遣いとなっており、クリープハイプの特徴的な歌詞の世界観を反映。公演会場は全国各地の主要都市をカバーしており、幅広いファン層へのアプローチを図っていることが伺えました。
大阪駅で展開された、STPR所属のすとぷりとその関連グループによる大型広告です。
広告には「すとぷり」「Knight A - 騎士A -」「AMPTAKxCOLORS」「めておら - Meteorites -」の4グループが参加し、名古屋と大阪で広告展開が始まり、12月30日からは東京の渋谷、池袋エリアでも展開されました。
全体的なデザインは、通行人の目を引きやすい鮮やかな色使いと大きなサイズ感で展開されており、写真撮影をする方の姿も見られました。
大阪駅で展開された、ユニバーサルスタジオジャパン(USJ)のスタッフ募集広告です。「超元気を、その手で生みだせ!」というエネルギッシュなメインコピーと「NO LIMIT!」という可能性を感じさせるサブコピーを掲げ、複数のデジタルサイネージで連続的に展開されています。
広告のビジュアルデザインは、USJのブランドカラーとも言えるビビッドなピンクや紫、オレンジなどを効果的に使用し、パークの躍動感や楽しさを表現。画面上部には実際のクルーと思われる笑顔の人物写真とキャラクターを配置し、下部には円形の画像でパークの様々なシーンを紹介することで、就業後のイメージを具体的に伝えているようでした。
展開時期が年末年始の長期休暇シーズンと重なっていることから、冬休みを迎える学生やアルバイト志望者をメインターゲットとした採用戦略と考えられます。特に、「超元気」や「NO LIMIT!」という前向きなメッセージは、エンターテインメントの現場で働くことへの期待感を高め、若い世代の応募意欲を刺激する意図があるように感じました。
大阪駅で展開中、ブルーアーカイブの広告です。
「私のミッドナイトパーティー」というイベントを告知した内容となっていました。
広告には、ゲームに登場するキャラクターが描かれており、パステルカラーを基調とした優しい色使いが特徴的です。ゲーム内のワンシーンも織り交ぜられており、ユーザーにゲームの魅力を伝える工夫がなされています。
JR大阪駅のセントラルビジョンに掲出された台湾観光庁の広告です。
「ビビビビ!台湾」という躍動感のあるキャッチコピーと、人気俳優の妻夫木聡さんの表情が印象的な内容です。
展開時期が年末年始の長期休暇シーズン前と重なっており、休暇を利用した海外旅行を検討している人々に対して、台湾という選択肢を印象的にアピールしているように感じました。
また、大阪・関西圏は台湾への直行便も多く就航しており、アクセスの良さも含めた旅行先としての魅力を訴求しやすい地域といえます。JR大阪駅という関西の交通の要所での広告展開は、ビジネスパーソンから学生まで幅広い層への訴求が期待できる選択となっていました。
梅田駅構内で展開された、給湯器の「キンライサー」の広告です。
【大阪梅田】2024年11月18日週 OOHレポートでも取り上げましたが、引き続き掲載継続しておりました。
「お湯が出なくて困ったら キンライサー」という明確なメッセージと、ガス給湯器・エコキュート交換のサービスを訴求。赤い背景に白の文字で視認性が高く、右側にはかわいらしい給湯器のキャラクターとやかんのイラストが配置されています。
「お湯が出なくなくて」困る今の時期。長期的な広告展開により「お湯のトラブル=キンライサー」という連想が定着し、実際に給湯器のトラブルが発生した際の選択肢として、自然と思い浮かぶブランドになることが期待されます。
今回の大阪梅田OOHレポートで特に注目したいのは、STPRによる大規模な広告展開です。
近年、バーチャルライバーやVTuber市場の拡大に伴い、関連企業の広告展開も進化を遂げています。今回の展開では、人気グループ「すとぷり」を含む4グループによる同時展開という規模感で実施され、「We Are STPR Family!!」というメッセージからも、個別グループの枠を超えた、より大きなエンターテインメント企業としての成長を目指す意図が読み取れました。
また、展開場所とタイミングの選択も興味深いポイントです。年末年始という書き入れ時に、大阪・名古屋から開始し、その後東京へと展開を広げるという段階的なアプローチは、各地域のファン層の特性や反応を見極めながら効果を最大化する狙いがあると推測されます。今後の展開にも注目していきたいところです。
この記事は役に立ちましたか?
記事ランキング
- 週間
- 月間
プロマーケターが推すこの一冊
- 新着
- 人気
閉じる
会員登録情報の入力