株式会社ピクセルは、同社が運営支援する銭湯「堀田湯」とともに、2026年4月13日から26日に開催されたゴルフ大会「前澤杯」において、会場内の大浴場を活用した「POP UP銭湯」企画を展開した。ゴルフ場という非日常の空間に銭湯文化を持ち込み、来場者に特別な入浴体験を提供する施策である。

今回の企画は、前澤氏と堀田湯の親交を背景に実現したコラボレーションとなっている。地域に根差した銭湯の魅力を、スポーツイベントの文脈に重ねることで、新たな体験価値を創出する狙いがあった。単なる設備提供にとどまらず、「銭湯に訪れる体験そのもの」を再現することが企画意図として打ち出されている。

具体的な施策では、ロッカールームから浴場へと続く動線にオレンジ色の暖簾を設置し、来場者を迎え入れる演出を実施した。館内にはコラボポスターや鏡広告を掲出し、視覚的にも銭湯らしい空間を構築している。浴場では堀田湯名物の「夏みかん風呂」を用意し、香りや雰囲気を通じてリアルな銭湯体験を再現した点が特徴だ。さらに、来場者にはオリジナルタオルやドリンク、サウナチケットなどを含む特別なお風呂セットを提供し、手ぶらで楽しめる環境を整備した。こうした一連の設計により、施設全体が一つの体験コンテンツとして機能する構成となっている。


暖簾・鏡広告・夏みかん風呂・お風呂セットと、銭湯を構成する要素をゴルフ場の大浴場に重ねることで、「銭湯に来た」という体験を再現している。設備の一部を装飾するだけのコラボではなく、入口から浴場、手に取る備品まで体験を連続させて文脈ごと移植。前澤杯という祝祭的なイベントの高揚感と、銭湯のもつ「みんなで入る」開放的な雰囲気が重なり、会場全体のお祭り感を底上げする役割を果たしている。

