Topics①：A3!の8周年記念の広告
A3!の8周年記念広告です。
駅構内の通路に設置された大型の広告で、ピンクを基調としたデザインに4人のキャラクターが描かれていました。
広告全体からは明るく活気のある雰囲気が伝わってきます。キャラクターたちの表情は笑顔で、友好的な関係性を表現。キャラクター同士の自然な距離感が印象的で、肩を組んだり寄り添ったりするポーズは、各登場人物の親密さを表現しているようでした。
8周年という節目を祝うメッセージ性と、ゲームの雰囲気を、キャラクターたちの表情や構図を通じて上手く表現された広告となっていました。
Topics②：OSAKAジョブフェアの広告
OSAKAジョブフェアの合同企業説明会の広告です。
駅構内に設置された大型の広告で、上部が水色、下部が黄色の二段構成となっています。中央には大阪の街並みを模したイラストマップが配置され、参加企業数の多さを視覚的に表現しています。
上段では就活をはじめる方向けの「業界研究会」、下段では転職を検討している方向けの「合同企業説明会」について、それぞれ開催時間や概要を記載。今まさに就職活動中の方や、これから就活の準備を進めていく層まで、幅広くをカバーしたコンテンツとなっていました。
視認性の高い色使いと親しみやすいイラストで、就職活動や転職という真剣なテーマを柔らかく伝える工夫が施された広告となっていました。
Topics③：ブルーアーカイブの広告
ブルーアーカイブのキャンペーン広告です。
駅構内の通路に設置された大規模な広告展開で、柱巻きと壁面を組み合わせた立体的な構成となっています。「★3排出率2倍！」というキャンペーン告知を中心に、正面の大型パネルではキャラクター「ネル（眼鏡）」のイラストが複数のアングルで描かれていました。
広告は白を基調とした清潔感のあるデザインで、キャラクターイラストが目を引く配置となっています。壁面と柱巻きの両方に同じキャンペーン情報を掲載することで、通行人の動線に沿って自然と目に入るよう工夫されています。また、大阪駅特有のチェック柄の床面と広告の配置が視覚的なリズムを生み出し、空間全体の一体感を演出していました。
ブルーアーカイブの広告はこの場所で定期的に広告を展開しており、通勤・通学で毎日使う方は頻繁に広告と遭遇していると想定されます。
Topics④：ターキッシュエアラインズの広告
ターキッシュエアラインズの観光地プロモーション広告です。
広告は赤を基調としたターキッシュエアラインズのコーポレートカラーと、観光地の美しい風景写真を効果的に組み合わせています。また、通路に設置されたデジタルサイネージでは、「はじめてのナポリ」「はじめてのプラハ」など、各都市の魅力的な景観を動的に表示し、通行人の興味を引く工夫がなされていました。
航空会社の広告でありながら、航空機そのものではなく目的地の魅力を前面に出すことで、旅行への期待感を高める訴求方法を採用。非日常的な旅の体験への憧れを喚起する効果的な広告展開となっていました。
Topics⑤：ジブリパークの広告
ジブリパークのチケット販売告知広告です。
駅構内の柱に設置されたデジタルサイネージで、オレンジを基調とした鮮やかな配色が特徴的です。「ジブリパークは予約制（せい）」というメッセージと共に、チケットの絶賛発売中であることを告知していました。
広告デザインは、スタジオジブリの世界観を想起させる照明や装飾的な要素を取り入れながらも、情報をシンプルに伝える構成となっています。オレンジ色の背景は視認性が高く、通行人の目を引くクリエイティブとなっていました。
デジタルサイネージの特性を活かし、明るく動きのある演出で、ジブリパークへの期待感を高める広告展開となっていました。
Topics⑥：宝塚歌劇団「未来へのOne Step!」の広告
阪急 大阪梅田カラムセット
宝塚歌劇団の「未来へのOne Step!」公演の広告です。
駅の動く歩道に沿って設置された円柱型の広告で、連続的な配置により印象的な視覚効果を生み出しています。各円柱には同じデザインのポスターが巻かれ、動く歩道を利用する人々の動線に合わせて次々と広告が目に入る仕掛けとなっています。
広告デザインは、ピンクとシルバーを基調とした華やかな色使いで、桜の花びらをモチーフにした装飾が施されていました。動く歩道という移動空間に連続して広告を配置することで、歩道利用者の視線の動きに合わせた自然な形でイベント告知をしています。華やかさと優美さを、空間全体で演出した効果的な広告展開となっていました。
編集部から一言
今週は、OSAKAジョブフェアの広告展開が特に印象的でした。
1月下旬という時期は、企業の採用活動が本格化し、学生の就職活動への意識も高まる重要な時期です。東京都内でも同様のイベント告知広告が見られますが、この広告では、就活生向けの「業界研究会」と転職希望者向けの「合同企業説明会」という二つのイベントを、色分けによって明確に区分けしながら、一つの大きな求人イベントとして統合的に訴求している点が印象的でした。
特に、大阪の街並みを等角投影で描いたイラストマップは、参加企業数の多さを視覚的に表現するだけでなく、就職先としての「大阪」という街の魅力も同時に伝えていました。
「これから」就活をはじめる層と「今」転職を考えている層、それぞれのニーズに合わせた情報を一つの広告面で展開する手法は、採用市場における様々なタイミングの求職者を包括的に取り込もうとする戦略的な広告展開だと言えるでしょう。
アドクロ編集部
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