アドクロ編集部がお届けする2025年2月24日週の渋谷OOHレポート。渋谷で展開された広告で、押さえておきたい広告事例をピックアップしていきます。過去のOOH事例は、下記を併せてご確認ください。
Topics①：&be HAIRの広告
&be HAIRの広告です。SnowMan佐久間大介さんを起用したビジュアルで、黒と灰色を基調とした洗練されたデザインが特徴的です。
広告では「あなたらしく、あなた色に」といったメッセージや、「新習慣！トリートメント前に+5秒 自宅で本格ケア」などの使い方も記載。シンプルでモダンなデザインと佐久間さんの鮮やかなピンク色の髪のコントラストが印象的で、若者やトレンドに敏感な層をターゲットにしたヘアケアブランドの魅力を発信しています。
加えて、製品ボトルの鮮やかなピンクやパープル、ホワイトの色使いが、黒背景に映えて視認性を高めていました。
Topics②：サントリー生ビールマルエフの広告
アサヒ生ビール「マルエフ」の広告です。サイネージを活用したこの広告では、「まろやか生ビールって、なんだ？」というシンプルな問いかけを中心に展開しています。
広告は主に二種類のビジュアルで構成されており、一つは、俳優の芳根京子さんと松下洸平さんを起用し、グラスに注がれた黄金色のビールを手に持ち、満面の笑みを浮かべている写真。もう一つは「新 まろやか生ビール誕生。」と大きく記された製品紹介画面で、「いいとこ変わらず、すごく新しく。」というキャッチコピーと共に缶ビールの写真が描かれています。
二人の表情とまろやかさを連想させる黄金色のビールの色合いが、製品の魅力を視覚的に伝える広告になっていました。
Topics③：アニメ「ドラゴンボール DAIMA」の広告
アニメ「ドラゴンボール DAIMA」の放送告知広告です。MAGNET SHIBUYA109の建物壁面を活用した広告で、白い壁面に映える鮮やかな色彩で、ドラゴンボールのキャラクターが大きく描かれています。
一方のパネルには紫と赤を基調とした敵キャラクターが「大魔界！！」という文字と共に描かれ、もう一方には黄色い髪のスーパーサイヤ人の孫悟空が「大決戦!!」というキャッチコピーと共に貫禄ある表情で描かれています。両パネルとも下部には「いよいよクライマックス！！」という文字にある通り、番組の盛り上がりを演出する広告になっていました。
遠くからでも識別できるビジュアルデザインで、アニメファンだけでなく幅広い層に向けた告知効果が期待できる広告のように感じました。
Topics④：リクルートエージェントの広告
リクルートエージェントとアニメ「HUNTER×HUNTER（ハンターハンター）」のコラボ広告です。
白い背景に多数のアニメシーンが配置されたデザインで、主人公のゴンとキルアを中心に、アニメの印象的な場面が複数のカットで紹介、青色で強調された台詞が各所に配置されていました。「キルアじゃなきゃダメなんだ」「友達になるのにだって資格なんていらない」など、アニメ本編の印象的なセリフが青い背景に白文字で強調されています。
友情や仲間との絆を表現するシーンやセリフを用いて、転職エージェントとしての「人と人をつなぐ」「最適なマッチング」というサービスの特性を表現しているように感じました。
駅を利用する多くの人々の目に触れるように設計された広告で、既存のファンには懐かしさを、新規視聴者には興味を引き起こすような、作品の魅力が凝縮されたビジュアル展開となっていました。
Topics⑤：SUUMOと「ヒプノシスマイク」の広告
SUUMOと「ヒプノシスマイク」のコラボレーション広告です。不動産情報サービスの「SUUMO（スーモ）」と人気ラップバトルコンテンツ「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」のコラボレーションで、黄色と黒を基調とした鮮やかなデザインが印象的です。
広告には「スーモとヒプマイのこだわりお部屋探し」というキャッチコピーが掲げられ、「ボクのオススメの検索条件」「タワーマンション最上階」「ウォークインクローゼット」などの文言が配置され、キャラクターの個性と部屋探しのポイントを結びつけたメッセージが展開。スーモの検索機能をキャラクターの世界観や雰囲気を活かして上手く紹介しています。
人気コンテンツとのコラボレーションにより、若年層や新生活を検討している層へのアプローチを狙った戦略的な広告のように感じました。
また、同様の広告は池袋駅でも展開。同じコンセプトではありますが登場する人物や内容が異なる切り口となっていて、非常にユニークな広告でした。
Topics⑥：「サステナブルキッチン from HOKKAIDO」の広告
ホクレンの「サステナブルキッチン from HOKKAIDO」の広告です。
農業協同組合「ホクレン」が提供する食と農業の持続可能性をテーマにした取り組みを紹介しています。白を基調とした明るくクリーンな印象のデザインで、女性タレントが北海道産の食材を使った料理を楽しむ姿が中央に大きく配置されています。
広告には「サステナブルキッチン from HOKKAIDO」というタイトルの周りに、牛や野菜、果物などの食材アイコンが散りばめられており、北海道の多様な農畜産物を表現。また「嬉しい時も、悲しい時も、食卓はいつもそこにあります。でも日本の食料自給率は低く、4割程しかありません。そんなこの国の食の未来を、北海道農業は支えていきます。」という食料自給率に関するメッセージも記載されていました。
右下には「WEBドラマ 恋するキッチンカー」の誘導があり、WEBドラマを通じて、若い世代に北海道の農業や食の魅力を伝える戦略が伺えます。食の大切さと北海道農業の役割を、明るく親しみやすいビジュアルで伝える、社会的メッセージ性を含んだ広告となっていました。
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今週掲載された応援広告を紹介！
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アドクロ編集部
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