アドクロ編集部がお届けする2025年4月7日週の渋谷OOHレポート。渋谷で展開された広告で、押さえておきたい広告事例をピックアップしていきます。過去のOOH事例は、下記を併せてご確認ください。
Topics①：りそな銀行の広告
りそな銀行の「春のまつりそな」キャンペーンの広告です。
鮮やかな緑色の背景に白とピンクのテキストを描いた、視認性の高いデザインが特徴的です。「春のまつりそな」というネーミングは、「まつり」と「りそな」を掛け合わせた言葉遊びになっており、キャッチーさと記憶に残りやすさを両立させています。
広告には吉川愛さん、道枝駿佑さん、山之内すずさんを起用。緑の衣装に身を包み、またキャラクター化された白猫のマスコットも登場させ、親しみやすさと遊び心を演出していました。4月の新生活シーズンを意識した利用促進を意図した広告のように感じます。
堅苦しさや過度に“専門的”な印象を払拭し、春の季節感と祭りの楽しさを全面に押し出したアプローチは、若年層を含む幅広い顧客層へのアピールを狙った展開と言えるのではないでしょうか。
Topics②：アサヒビール「ザ・ビタリスト」の広告
アサヒビール「ザ・ビタリスト」の新商品発売告知の広告です。
ゴールドを基調とした背景に、黒と金の洗練されたデザインの缶ビールが描かれた力強いビジュアル展開となっています。「うまさが輝く、苦味がある。」というキャッチコピーは、商品特性を端的に伝えながら、苦味を嗜好する大人の消費者をターゲットにした訴求内容となっています。知的でシックな印象を醸し出していました。
広告はサイネージの他に、通路沿いのデッキシートでも展開。渋谷駅を利用する、幅広い層を意識した広告展開のようでした。
しぶはちデッキシート
Topics③：富士フイルム「愛おしさという哲学。」の広告
富士フイルムの「愛おしさという哲学。」ブランド広告です。
広告本文では「美しさに息を呑むとき」「感動に涙を溢せるとき」など、写真がもたらす感情体験を詩的に綴り、ブランドの世界観を深めていました。様々な被写体やシチュエーションの写真が、カメラやフィルムの表現力を演出。白い鳥、花々、風景、建築物、人物など多様な被写体が並び、まるで写真展かのような広告となっていました。
入学や入社など何かと写真を撮る機会が多い新生活が始まる時期に、思い出を残す道具としてのカメラの価値を間接的に訴求しているように感じた事例でした。
Topics④：ファーウェイ「HUAWEI WATCH GT 5 Pro」の広告
ファーウェイ「HUAWEI WATCH GT 5 Pro」の広告キャンペーンです。
黒を基調としたデザインに、「PLAY IT ALL. 楽しみ尽くせ。」というコピーが特徴的です。広告には白とブルーを基調としたスタイリッシュな腕時計のビジュアルが大きく表示され、腕時計本体の精緻なディテールが際立つよう工夫されています。
モデルには木村拓哉さんを起用し、スーツ姿やゴルフをする姿など、多彩なライフスタイルシーンを演出。ビジネスからスポーツまで幅広いシーンで活用できるデバイスとしてのポジショニングを表現していました。新生活や新たな趣味への挑戦を支援するデバイスとして、時計の実用性とスマートウォッチの認知拡大を狙っているように感じた事例でした。
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Topics⑤：フリスクの広告
Topics⑤：フリスクの広告
アドクロ編集部
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