Topics④：アルコール飲料の広告
今週の新宿駅では、アルコール飲料の広告が複数展開されていました。1つ目は、アサヒビール「ザ・ビタリスト」の広告です。
駅構内のデジタルサイネージを活用し、黒い背景と黄金色のビールの対比が印象的なクリエイティブとなっています。
「うまさが輝く、苦味がある。」というコピーによって、商品の特徴である「苦味」をポジティブに訴求しています。俳優の真田広之さんを起用し、ビールを持つ姿から商品の格調高さと大人の嗜好性を表現。グラスから溢れるビールと泡の躍動感が、「輝く」というキャッチコピーを視覚的にも補強しているように感じます。
ビジョンの特性を活かした広角のワイド表示によって、遠くからでも存在感ある展開となっていました。春の新商品という季節性と、「苦味」という明確な商品特性を簡潔に伝える洗練された事例です。
2つ目が、キリン「杜の香」の広告です。「だって、おいしいジンを使ってるから。」というシンプルながら直接的なコピーが、商品価値を明確に伝えています。
新宿駅大型広告
特に、薄着になり始める春から夏にかけての時期を見据え、ライムをあしらったさわやかなビジュアルは季節の変わり目における飲料のリフレッシュ感を効果的に訴求しています。起用された、岡田将生さんと比嘉愛未さんの表情からは、仕事や学校帰りのリラックスしたひとときを連想させるシーンが描かれており、新年度の緊張感からの解放という心理的要素も取り入れられているように感じられました。
Topics⑤：マイナビの広告
マイナビの広告です。「マイウェイはひとつじゃない。10代からのマイナビ」というコピーは、自社サービスを訴求しつつ、若年層に対して可能性と自分らしい選択の大切さを訴求しているように感じます。
特に「10代からの」という文言は、早期からのキャリア意識形成を促す意図が感じられます。新年度の始まりという時期に、将来に対する不安や期待が高まるタイミングを見据えた広告展開となっているようでした。
ビジュアル面では、様々な背景を用いたデザインとなっており、「道」や「選択肢」を表現しながらも、過度に具体的な職業イメージを限定せず、多様な可能性を表した表現となっているように見えました。
Topics⑥：アサヒ「Dear-Natura（ディアナチュラ）」の広告
アサヒの「Dear-Natura（ディアナチュラ）」サプリメント広告です。
メインビジュアルには黄色いトップスを着用した榮倉奈々さんを起用し、「サプリ、のんどこ。」というキャッチーなフレーズで親しみやすさを演出しています。
「春、ココロが踊り出したら、カラダのことも気にしたい。」「ちょっと気分をアゲてもいいよね、4月なんだから。」というコピーは、春特有の心理状態を表現しています。4月が年度始めであり、入学・入社・転勤など生活環境が大きく変わる時期であることを踏まえたメッセージ設計のように感じられます。
春の季節性と新生活という時期的背景を最大限に活用した、ターゲット層の生活文脈に沿った広告展開となっていました。
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今週掲載された応援広告を紹介！
今週掲載された応援広告を紹介！
アドクロ編集部
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