Topics①：「名探偵コナン 隻眼の残像」公開記念HEPスペシャルキャンペーンの広告
劇場版「名探偵コナン の残像」公開記念HEPスペシャルキャンペーンの広告です。
鮮やかな青を基調としたデザインで、左側には劇場版のキービジュアルを配置し、右側にはキャンペーン内容を詳細に紹介。現在4月下旬で、映画公開から間もない時期のため、キャンペーン初期の勢いを活かした告知内容となっています。映画公開のタイミングで最大限の集客効果を狙っているように感じます。
ファミリー層を含む幅広い年齢層をターゲットにした、複合的なプロモーション展開の一例として参考になる事例です。
Topics②：大阪・関西万博（EXPO 2025）の広告
大阪・関西万博（EXPO 2025）の広告です。深い青のグラデーションを背景に、ミニマルかつインパクトのあるデザインとなっています。下部には夜景で撮影された円形の会場メインパビリオン「大阪パビリオン」の空撮写真を配し、未来的な印象を与えます。
現在4月下旬であり、万博が開幕して間もない時期に掲出されているこの広告は、駅構内や公共スペースに広く展開。国内外の多様な来場者に対する訴求力を高めていました。
今後6ヶ月間の開催期間中、具体的なパビリオン情報や特別イベントなど、より詳細なコンテンツへと広告戦略がシフトしていくと予想されるなか、初期段階における基礎的なブランド認知を確立するための重要な役割を果たしているように感じた展開です。引き続きウォッチしていきます。
Topics③：檸檬堂の広告
檸檬堂の広告です。市原隼人さんが起用されており、「売るぜ！檸檬堂」と強い印象を与えるビジュアル展開となっています。
紺色の作務衣風の衣装に赤いベルトという和テイストの衣装を着用しており、日本らしさと商品の対比が印象的です。和の要素を前面に出すことで、本格的な居酒屋で飲むような「大人のうまさ」というポジショニングを強化。また、男性がメインのビジュアルとなっており、ターゲット層として働き盛りの男性を意識した演出が見て取れます。
春から初夏にかけての季節は、レモンサワーなどの爽やかなアルコール飲料の需要が高まる時期であり、時期を捉えた展開といえます。「買ってください」ではなく、「（商品を）売るぜ！」というコピーと、売り手側の決意を表現したコピーですが、その自信の高さがうかがえる印象でした。
次のページ
キャリタス就活の広告
キャリタス就活の広告
アドクロ編集部
記事ランキング
