【新宿】2025年5月26日週 OOHレポート

更新日：2025年05月29日

アドクロ編集部がお届けする2025年5月26日週の新宿OOHレポート。新宿で展開された広告で、押さえておきたい広告事例をピックアップしていきます。過去のOOHレポートはこちら。

Topics①：タウンワークの広告

タウンワークの広告です。黄色を基調とした統一感のあるクリエイティブで、通路壁面に連続して展開。各広告には「バイトするなら」というコピーと共に、カジュアルな服装でリラックスした表情を見せる女優の今田美桜さんが描かれ、親しみやすさを演出していました。

座り込んだり、寝転んだり、スマートフォンを操作したりと、日常的な仕草を取り入れることで、ターゲット層と想定される学生や若年層との距離感を縮めている印象です。

5月という時期は、新年度が始まって約2か月が経過し、新しい生活に慣れ始めた学生がアルバイトを探し始める時期と重なります。また、夏休みに向けた短期バイト需要の高まりも予想される季節であり、このタイミングでの大規模な広告展開で認知獲得を目指す狙いが伺えます。

4面全体を使った出稿ボリュームで、繰り返し目にしてもらうことでタウンワークというサービス名が自然と記憶に定着する狙いがあると想定されます。親近感のあるビジュアルでアルバイト探しのハードルを下げようとする意図が見えた広告事例でした。

Topics②：ロボット掃除機「DEEBOT mini」の広告

新宿メトロツインプレミアムセット

エコバックスのロボット掃除機「DEEBOT mini」の広告です。白を基調としたデザインで、2面パネルで展開されていました。

商品の特徴である「超小型」「超万能」「超静音」という3つの「超」を冠した機能訴求を前面に押し出し、製品の差別化ポイントを伝えています。

視覚的に最も印象的なのは、6色のカラーバリエーションを一列に並べた商品ビジュアルです。ブルー、オレンジ、グリーン、パープル、ピンク、グレーと多彩な色展開をパッと見せることで、機械的で無機質なイメージを払拭、インテリアとしても楽しめる家電であることを表現しているようでした。また、「ミニなのにパワフル、カラフルで映える」というコピーが、機能性とデザイン性の両立を端的に表現しており、製品特性を瞬時につかみ取れるクリエイティブでした。

5月という時期は新生活が落ち着き、住環境を整える需要が高まる季節です。また、梅雨前の掃除需要や夏のボーナス商戦を見据えたタイミングでもあり、家電製品の販促には適した時期といえそうです。