アドクロ編集部がお届けする2025年9月29日週の渋谷OOHレポート。渋谷で展開された広告で、押さえておきたい広告事例をピックアップしていきます。過去のOOH事例は、下記を併せてご確認ください。
Topics①：B.LEAGUE10周年の広告
B.LEAGUE10周年の広告です。渋谷駅で大規模に展開され、壁一面に「ありがとう」という言葉を冠したメッセージが並んでいるのが特徴的です。
個人名や団体名を一つひとつ挙げて感謝を伝える形式をとることで、B.LEAGUEがこの10年間を築き上げる過程で関わってきた多様な存在を可視化。ファンや選手だけでなく、編集者や応援団体、さらにはカルチャーを形づくった作品までも取り上げることで、社会的・文化的な広がりを持つことを表現していました。
この展開は10周年という節目を祝うだけでなく、次の10年に向けた結束や期待感を醸成する意図があると考えられます。「バスケットボール」を中心とした共同体の輪を強調しながら、B.LEAGUEの存在感を強く印象づける広告でした。
Topics②：「勝利の女神：NIKKE」の広告
スマホゲーム「勝利の女神：NIKKE」と「BIOHAZARD」のコラボ広告です。長い壁面を使い、統一感のあるダークトーンのビジュアルで展開されていました。ビジュアルには「フラッシュで浮かぶ演出」が仕込まれており、通行人がスマホで撮影することでキャラクターが浮かび上がってくる仕組みを採用。SNSシェアを誘発するような、体験型コンテンツへと変わっていました。
ゲーム内コラボの情報を伝える以上に、街の中で「参加したくなる仕掛け」を提供し、オンラインとオフラインを横断する接点をつくる狙いがあるように見えました。
Topics③：スーパードライ ドライクリスタルの広告
アサヒビール「スーパードライ ドライクリスタル」の広告です。駅構内の通路に連続して掲出され、商品と起用された横浜流星さんの顔を大きく描いたシンプルかつ力強い構成になっています。背景の赤と金のグラデーションは「NEW」という強調と相まって、新商品の登場感を演出していました。
注目すべきは「スーパードライをうまさで超える」というコピー。既存商品のブランド力を正面から引き合いに出し、それを上回ると宣言する攻めのメッセージを展開し、従来のスーパードライ愛飲者に対しても「試してみたい」と思わせる挑発的な響きを感じます。アルコール度数3.5％という数値を明確に打ち出している点も、ライト層や健康意識の高い消費者を意識したビジュアルと考えられます。
また、缶とジョッキを中央に置き、冷えたビールの泡をリアルに表現することで、通行中の人に喉の渇きを想起させる、そんな狙いも感じました。
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ヒーロー文庫13周年の広告
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アドクロ編集部
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