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2024年7月8日週 渋谷OOHレポート
アドクロ編集部がお届けする今週の渋谷OOH Report。今週渋谷で展開された広告で、抑えておきたい広告事例をピックアップしていきます。
渋谷駅前で展開されたアニメ「2.5次元の誘惑」の広告。
「2.5次元の誘惑」(にてんごじげんのリリサ)は、少年ジャンプ+に掲載している橋本悠氏による漫画作品です。
広告には主要キャラクターたちが大きく描かれており、それぞれの個性が視覚的に強調。キャラクターの髪の色や衣装は非常にカラフルで、遠くからでも一目でアニメ広告とわかるデザインとなっています。
先週に引き続き、渋谷エリアでは7月スタートのアニメ・ドラマの広告が見られましたが、渋谷ハチコ―ボードでも大きく展開されていました。
JR渋谷駅のハチ公改札近くで展開されたジュエリーブランド4℃(ヨンドシー)の広告です。
「丁寧に、未完成をつくります」と書かれたリエイティブには、大きくクローズアップされた女性の首元とジュエリーが描かれていました。また、手にしているやすり掛け作業中の写真には、細部へのこだわりと職人技が表現されているようで、丁寧にジュエリーを作り上げる姿勢を感じます。
細部へのこだわりと日常の中での美しさを強調しつつ、高級感を感じる黒背景のクリエイティブがブランドイメージを効果的に伝えているように見えました。
井の頭線渋谷駅前のデジタルサイネージでは、IKEAの広告が展開されました。
今回の広告は“収納”にフォーカスされており、「おもしろい収納はきっと、子供の刺激になる。」「自分の感覚でまとめたら、収納は生き生きする。」といったメッセージが掲載されました。
各家庭や個人が自分に合った収納方法を見つけ、それを楽しむことの大切さを訴えつつ、そこのサポートをIKEA商品なら叶えられると伝えているように感じます。
路線内に学生街や住宅街を抱える井の頭線利用者にターゲットを絞って展開していたようでした。
JR渋谷駅方面から井の頭線に乗り換える導線上にあるREGZAの広告。
REGZAはハイセンスグループのTVS REGZA株式会社が販売しているテレビ受像機の世界統一ブランド。今回の広告は、REGZAの新しいテレビモデルを宣伝したものです。
広告には、「観たいものだけ、好きなだけ。」というキャッチコピーが描かれつつ、まるで映画のワンシーンのような描写が多数掲載されていました。起用されたスーツ姿の目黒蓮さんのスタイリッシュな写真にも目を離せません。
井の頭線利用者の方はもちろん、渋谷駅は観光客も多く訪れるため、海外の方含め広範な層に製品の認知を広げる意図があったのではないかと推察されます。
渋谷駅地下で展開された、クーリッシュの広告です。
クリエイティブ内では、柔道着を着た女性を始め、熱心に指導するコーチ、力強くダンスを踊るチアリーダー、野球に励む選手たちなど、何かに没頭し、真剣に取り組む人々の姿が描かれていました。
熱を感じつつ、「クール」というフレーズが目立ち、エネルギーや熱意を持ちながらも冷静さを保つことの大切さを示唆しているように感じました。その「クール」になる手段として、商品を訴求している様子でした。
渋谷駅地下のサイネージで展開されたプロテインブランド「ザバス」の広告です。
広告内では動画でザバスの紹介をメインにしつつ、7月13日~14日にミッドタウン日比谷にて実施されるイベントの告知広告がメインとなっていました。
「プロテイン」という商材の広告自体、駅広告で展開された様子をあまり見ないこともあり、新鮮さもありつつ、15日の海の日を意識して「体づくり」をするトレーニーに対してのアプローチであったようにも感じました。
渋谷駅の大型枠で展開された近畿大学農学部のオープンキャンパス広告です。
カラフルで多様なイラストを中心としたデザインで、異なるテーマや設定が複数のパネルに渡って描かれていました。研究室での実験、自然環境での研究、農業の実践など、農学部の様々な活動や学習風景が表現されているようです。
また、「彩ノウをあなたへ。」というキャッチフレーズからも、農学部での学びが未来への可能性を広げることを表現しているように感じます。昨年同時期にも「あなたの未来に彩ノウを」をキャッチフレーズにした広告を展開しており、連続での掲載となりました。
今週も様々な広告が見られました。
JR渋谷駅のハチ公改札近くに展開された4℃(ヨンドシー)の広告は、見た目の高級感と細部へのこだわりが特徴的でした。「丁寧に、未完成をつくります」というキャッチフレーズが添えられたクリエイティブには、職人技とその丁寧さを表現しつつも、身に着けて“完成”するジュエリーの美しさが表現されているように感じます。
井の頭線渋谷駅前のデジタルサイネージに展開されたIKEAの広告は、“収納”にフォーカスし、「おもしろい収納はきっと、子供の刺激になる。」等のメッセージは、各家庭や個人が自分に合った収納方法があり、そのサポートがIKEAならできることを伝えているように感じました。同様の広告は新宿駅でも展開されており、広く駅利用者にアプローチしている様子でした。
近畿大学農学部のオープンキャンパス広告は、その鮮やかで多様なイラストが一際目を引きました。研究室での実験から自然環境でのフィールドワークまで、学生生活の様々な側面がイラストで描かれ、まさに「彩ノウをあなたへ。」というキャッチフレーズを象徴する内容であったように感じます。
また、渋谷駅以外、電車の中吊り等でも様々な大学でオープンキャンパスの告知が散見されていました。次週以降も各大学の広告が多数みられるかもしれませんね。
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