アドクロ編集部がお届けする新宿OOH Report。今週新宿で展開された広告で、押さえておきたい広告事例をピックアップしていきます。
Topics①:アニメ「アオのハコ」の広告
新宿駅南口で展開されたアニメ「アオのハコ」の広告です。同作は週刊少年ジャンプにて連載中の作品で、10月からアニメが放映されることに関連して広告が展開されました。
鮮やかで目を引く色、特に「アオのハコ」に関連していると思われる青が多く使われていました。キャラクターの多彩な表情がサイネージ上で描かれており、立ち止まってつい見入ってしまう…そんな内容となっていました。
Topics②:「週間少年ジャンプ+」10周年の広告
新宿駅改札内で展開された「週間少年ジャンプ+」の広告です。
赤を基調としたデザインが10周年記念というイベント感を強調し、特別感を出しています。昨週に渋谷駅前で掲載された広告と同様の内容ですが、出演しているキャラクターのバリエーションが増えていました(2024年9月23日週 渋谷OOHレポート)
通路の両サイドに展開された広告では、「週間少年ジャンプ+」に連載している人気作のキャラクターが並んでおり、作品のファンが写真を撮る姿も見られました。
Topics③:FRISKの広告
新宿駅構内で展開されていた「FRISK」の広告です。同商品を展開するクラシエでは、世の中に残る同調圧力=「#ブラックルーティン」全国調査の結果を公開し、その結果を踏まえた広告となっています。
シンプルで洗練されたデザインが特徴で、白を基調とし、人物の表情や姿勢が強調されています。「上司に頼まれた仕事は、どんなことでも引き受けちゃう」「会議で意見の違いがあったら、自分の意見を言いにくい」といったフレーズに、共感したビジネスパーソンは多かったのではないでしょうか。
Topics④:みずほ銀行の広告
新宿駅で展開された、みずほ銀行の広告です。「今年やろうを、今やろう。」をテーマにした内容で、“今年やろうを応援キャンペーン”を展開。「最大24,000円現金プレゼント」が目を引く内容となっています。
各ポスターごとにデザインは異なっており、左側に描かれたスマートフォンには写真に関連した“やりたいことリスト”が描かれており、こちらに共感した方も多かったのではないでしょうか。
Topics⑤:アニメ「るろうに剣心」の広告
新宿駅の東西自由通路で展開されたアニメ「るろうに剣心」の広告です。作中に出てくる名シーンがピックアップされた動画となっており、空間全体に響き渡る音響もあって迫力のある内容となっていました。
中には立ち止まって見ていたファンも多く、「すごい」といった驚きの声や「懐かしい」といった同作を以前から知る歩行者の声も散見されました。
Topics⑥:Woltの広告
新宿駅で展開されたデリバリーサービス「Wolt」の広告です。広告の背景は青色で、Woltのブランドカラーを強調。この色はマクドナルドの赤と対照的で、視覚的に分かりやすく、両ブランドを同時に認識しやすいデザインとなっていました。
“「青いマックの日」公式デリバリーパートナー”という記載もありましたが、期間限定のキャンペーンを実施しているようでした。
編集部から一言
今週の新宿駅は、アニメや漫画関連の広告が目立ちました。「アオのハコ」や「るろうに剣心」の広告は、テーマカラーをベースにした鮮やかな色味で、動画、音響を駆使して視覚的インパクトのある広告となっていました。
また、「週間少年ジャンプ+」の10周年広告も、人気キャラクターを集結させ幅広いファンに訴求していたように見えます。
一方、ビジネスパーソンを意識した広告も見られ、例えばFRISKの広告は社会問題に焦点を当て、通行者の共感を得るビジュアルになっていたり、みずほ銀行は日常生活と金融サービスを結びつけたキャンペーン広告を展開していました。