Topics①:ジャンプ+の広告
渋谷駅前で展開された、アプリ「ジャンプ+」の10周年記念の広告です。
ジャンプ+で配信されている人気作品がズラッと並んだビジュアルが印象的です。赤をベースにしたジャンプらしい鮮やかな色使いとなっています。
広告内には、アニメ化や映画化するなど、年代問わず人気を博している「SPY×FAMILY」や、最近アニメ化され話題となった「怪獣8号」などが掲載されていました。
Topics②:SEGA ユーフォ―キャッチャーの広告
渋谷駅内で展開されたSEGAのユーフォーキャッチャーの広告です。
ユーフォーキャッチャーのプライズ(景品)に、日本を中心に活動する9人組グローバルボーイズグループ「&TEAM」のクリアスタンドの取り扱いが始まったことを告知する内容となっています。
ティーンの聖地である渋谷109の出入り口付近への広告掲出、さらに若年層を中心に人気のある「&TEAM」をフックにしたクリエイティブで、若者というターゲットへ向けて効果的に訴求できたのではないでしょうか。
Topics③:GalaxyS24 Ultraの広告
渋谷駅内で展開されたサムスンのスマートフォン「GalaxyS24 Ultra」の広告です。
シンプルで洗練された、端末のみが描かれたポスターと大人気ゲームである「原神」とコラボしたビジュアルのポスターが交互に掲載されていました。コラボしたビジュアルでは、ゲームのキャラクターがGalaxyデバイスから飛び出すようなデザインで、ゲーム体験の臨場感や没入感を表現しているようでした。
「原神を遊ぶならGalaxy」と言わんばかりのクリエイティブですが、端末に興味を持ってもらうためのユニークなデザインであるように感じました。
Topics④:サントリーコーヒー「クラフトボス」の広告
昨週に引き続き、渋谷駅で展開されたサントリーコーヒー「クラフトボス」の広告です。
「クラフトボス」を代表する「宇宙人ジョーンズ」の「地球調査シリーズ」の最新作として、放映されているテレビCMに合わせて掲出された広告となっています。
上に設置されたスポットライトがまるで舞台照明かのような演出となっており、アイドルという広告コンセプトを見事に表現しているようでした。一方で今回も「クラフトボス」という商品の存在感は控えめで、多くの人の興味関心を引くクリエイティブでした。
Topics⑤:Netflixシリーズ「極悪女王」の広告の広告
渋谷センター街フラッグ広告
先週に引き続き、渋谷エリアで展開されたNetflixシリーズ「極悪女王」の広告です。
同作は、80年代にカリスマ的人気で女子プロレス旋風を巻き起こしたダンプ松本氏の知られざる物語を描いた作品で、Netflixにて2024年9月19日から配信がスタート。再現度の高い作品でネット上でも話題となっていました。
配信が始まって1週間となりますが、今後の展開にも注目していきたいところですね。
Topics⑥:「ロレアル パリ ボンド リペア」の広告
渋谷駅内で展開された「ロレアル パリ ボンド リペア」の広告です。
Topics②でも登場した「&TEAM」が再び登場。こちら、「&TEAM」のメンバーであるK氏、YUMA氏、TAKI氏が「ロレアル パリのボンド リペア」の広告モデルに起用されたものです。
「&TEAM」は同じ週に2商材の広告に登場するなど、人気の高さがうかがえます。動画は3人を中心とした構成で、ファンには嬉しい広告だったのではないでしょうか。
編集部から一言
サントリー「クラフトボス」の広告は、現時点でも継続的かつ多面的な展開が特徴的です。
電車内のサイネージや、先週はハチコーボードに展開しつつ、今週は駅構内の通路ジャックへと場所を移して広告の露出を効果的に拡大しています。
特筆すべきは、アイドルをモチーフにした広告デザインです。スポットライトを用いた演出は、通常の静止画広告の枠を超え、まるで舞台装置のような臨場感を生み出しています。アイドルコンセプトと「クラフトボス」というコーヒー製品との関連性が不明確ではありますが、製品そのものの訴求というよりは、製品のイメージ一新や、ユーザーに興味を持ってもらうことが、今回の広告の目的なのかもしれません。今後の展開に注目していきたいところです。
また、サムスンのGalaxyS24 Ultra広告は、「ゲームをプレイするため」という端末を使う理由を上手く広告に当て込んだアプローチでした。シンプルで洗練された製品単体のビジュアルと、人気ゲーム「原神」とのコラボレーションビジュアルを交互に配置する手法は、製品の魅力と用途の両方を効果的に伝えています。近日、原宿の店舗でイベントの開催が予定されているとのことで、リアルでの顧客接点も拡大しているようです。