Topics①:アクエリアス×ブルーピリオド コラボ広告
新宿駅構内にて展開されたコカ・コーラのスポーツドリンク「アクエリアス」と漫画「ブルーピリオド」のコラボ広告です。
この広告は現在実施中のコラボキャンペーンのPRとして実施されました。特設サイトにて公開中の特別スピンオフ漫画を読んで、アクエリアス公式Instagramをフォローし、対象投稿に漫画の感想をコメントすると応募が完了するというキャンペーンになっています。
広告には特別スピンオフ漫画の一部が掲載されており、作品のファンはもちろん、この広告を見た多くの通行人の興味関心を引く広告展開でした。同じ“青”をイメージカラーとするもの同士による爽やかなコラボとなっていました。
Topics②:HUAWEI イヤホンあるある川柳の広告
新宿駅構内にて展開されたファーウェイ・ジャパンのイヤホンの広告です。
11月18日の「いいイヤホン・ヘッドホンの日」を記念して、ファーウェイ・ジャパンではイヤホンに関する体験や「あるある」を詠んだ川柳をXで募集。受賞作品の一部を広告上に掲載しました。
大型広告には「残念なお知らせ」の大きなコピーの横に「2505人が耳からイヤホンを落としたことがある」という調査結果が記載されているユニークなクリエイティブでした。
柱巻き広告には大きな立体の耳とともに『HUAWEI FreeClip』をが出現。「もう落とさない」のコピーもインパクト大でした。
また、『HUAWEI FreeClip』をつけた大きな耳とともに「(耳)から、もう落とさない」のコピーが記載されているクリエイティブもあり、こちらは「落」と言う漢字が落ちているようなデザインがとてもユニークでした。
大型広告の向かいのサイネージには、受賞作品の数々が映し出され、思わず見入ってしまう広告となっていました。
Topics③:PrimeVideo(プライムビデオ)の広告
新宿駅で展開されたPrimeVideo(プライムビデオ)の広告です。
「告百」をテーマに、PrimeVideo配信作品内に出てきたセリフが描かれたビジュアルとなっています。爽やかな青空のグラデーションを背景に、「生きるのには、必要不可欠になっちゃったんですよ。」「許可する。」というメッセージが白い文字で印象的に配置されています。
各ポスターごとにメッセージは異なっており、シンプルでありながら印象に残るデザインで言葉選びが特徴的です。背景の青から白へのグラデーションと、白い文字のコントラストは視認性が高く、通行人の目を引きつける効果があります。また、文字の大きさや配置にもメリハリがあり、メッセージ性の高い広告となっていました。
Amazon Prime Videoのロゴを控えめに配置し、コンテンツそのものの魅力を前面に押し出す構成となっており、オリジナルコンテンツへの期待感を高める効果的な広告展開となっていました。
Topics④:TENERITAの広告
新宿駅構内にて展開された「TENERITA(テネリータ)」の広告です。
「TENERITA(テネリータ)」はこだわりのオーガニックコットンの製品を提供するファブリックブランド。今回の広告にはイメージビジュアルに起用された女優の北川景子さんが登場し、オーガニックコットンの心地よさをアピールしていました。
落ち着いた色合いでオーガニックを表現したクリエイティブで、オーガニックにこだわる人には気になる広告だったと思います。「ゆたかさ」と「上質さ」をいつもの暮らしの中で感じてほしいというブランドの想いが込められた広告となっています。
Topics⑤:デュオリンゴの広告
新宿駅で展開された、語学学習アプリ「Duolingo(デュオリンゴ)」の広告です。
鮮やかなグリーンを基調とした広告では、「移動のスキマで語学が学べる。」というシンプルで分かりやすいメッセージを掲げています。アプリのマスコットキャラクターである緑色のフクロウ「Duo(デュオ)」が、街中で人々と触れ合う様子や、実際のアプリの画面(韓国語学習画面など)を交互に表示することで、日常生活の中での語学学習の手軽さを表現しています。
駅構内という「移動のスキマ時間」を過ごす場所での広告展開は、まさにアプリの使用シーンと直結しており、ターゲットユーザーに対して効果的なアプローチとなっていました。
Topics⑥:ルイ・ヴィトンの広告
新宿駅で展開中、ルイ・ヴィトンの広告です。駅構内のデジタルサイネージで大規模に展開されていました。
壁面に沿って連続的に配置された広告では、澄み渡る青空と海を背景に、ブランドの世界観を表現する洗練されたビジュアルが展開されています。モデルが着用するアイテムと、地中海を思わせる開放的なロケーションが見事に調和し、ラグジュアリーブランドならではの優雅さと解放感を演出。
また、柱面のサイネージでは、赤いトップスとベージュのスカートを組み合わせたスタイリングなど、より商品詳細が確認できるショットも織り交ぜられています。デジタルサイネージの特性を活かし、複数の異なるカットを効果的に組み合わせることで、ブランドの多面的な魅力を表現していました。
11月に入り、クリスマスや年末年始を意識してか、ラグジュアリーブランドの出稿が目立つ印象を受けます。次週以降の動きにも注目ですね。
編集部から一言
今週の新宿駅の広告展開で特に注目したいのは、HUAWEIのイヤホン広告とDuolingoの語学学習アプリの広告です。両者とも、ユーザーの日常的な体験や行動に着目した広告展開を行っており、ライフスタイルに寄り添ったアプローチが特徴的でした。
HUAWEIの広告では、「イヤホンが落ちる」という誰もが経験したことのある"あるある"をユーモアたっぷりに表現。ユーザー参加型の川柳募集を通じて、商品の特徴を自然な形で訴求していました。一方、Duolingoは「移動のスキマで語学が学べる」というメッセージを、まさにその使用シーンである駅構内で展開することで、サービスの利便性を伝えていました。