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約9割がAIを活用 今後SEOライティングに求められるものとは?
株式会社EXIDEAは「SEOライティングに関するAIの活用に関する実態調査」を実施した。
調査方法:株式会社IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
対象者:SEOコラムを作成またはディレクションしているマーケティング担当者
有効回答数:110名(構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはならない。)
調査期間:2024年9月9日〜同年9月10日
出典元:EmmaTools
まず、「あなたの企業では、SEOコラムのライティングにAIを活用していますか。」という質問には90.9%が「活用している」と回答した。SEOを意識したライティングを行うには、SEOに関する知識をある程度持っていないと難しい。AIを活用することでSEOを意識したコラムを、短時間で量産できるため、現在では多くのメディアでAIが活用されているようだ。
先ほどの質問で「活用している」と回答した人に、「SEOコラムのライティングにAIを活用している理由を教えてください。」と質問したところ、65.0%が「コストを削減するため」、次いで63.0%が「作業効率を向上させるため」と回答した。コスト削減と作業効率向上が目的でAIを活用している人が半数以上となり、ライター雇用などのコストを削減するとともに、コンテンツの量産を目指す企業が多いことがわかる。
最初の質問で「AIを活用している」と回答した人に「AIをライティングに活用したことで、記事の品質にどのような変化がありましたか。」と質問したところ、「非常に向上した」が41.1%、「やや向上した」が48.0%と、9割近くの人が記事の品質が向上したと回答した。語彙や文法の正確性はもちろん、コラムの内容の正確性も、ある程度信頼できるAIによって品質向上を実感する人が多いようだ。どのようにAIが活用されているかは定かではないが、コラム作成に悩んだ際の文案や言葉選びなど、ライティングのヒントとして活用する人も多いのかもしれない。
最後に、「AIの進化に伴い、お勤め先ではライターの活用は減少しましたか。」という質問には、73.7%が「減少した」と回答した。ライティングを得意とするライターをわざわざ活用することなく、AIを活用しながら社内で記事が作成できるようになった企業が多数のようだ。一方、「減少していない」との回答も23.6%あった。AIが普及している現在でも人の手で作られる記事にこだわり、AI導入に抵抗を感じる企業もまだあるようだ。
SEOに関する知識がなくても高品質な記事を短時間で量産できるため、多くの企業が導入を進めているAI。AIの生成する文章の品質も年々向上しており、今後もAIを導入する企業は増えていくものと思われる。
しかし、そのコラムが読みやすいかどうかについては、人間の感覚に委ねられる。AIはあくまでライターの負担を軽減し、よりクリエイティブな作業に集中できる環境を提供するツールであるということを忘れず、AIの作成するものを鵜呑みにすることだけは避けるべきではないだろうか。しかしながら、今後もAIは進化していくことが予想できるため、ライターに求められるスキルも変化していくことが考えられる。
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