株式会社オロは、勤務先でSNSマーケティングに携わっている担当者を対象にした『【企業側】SNSマーケティングに関する実態調査』と、SNSを毎日閲覧している消費者を対象にした『【ユーザー側】SNSマーケティングに関するユーザーの実態調査』を実施した。
調査概要
調査方法：IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
対象者：勤務先でSNSマーケティングに携わっている担当者 および SNSを毎日閲覧している消費者
有効回答数：勤務先でSNSマーケティングに携わっている担当者 111名／SNS（X、LINEどちらも）を毎日閲覧している一般消費者 1,099名
調査日：企業向け調査 2024年6月6日〜同年6月7日／一般消費者向け調査 2024年6月7日〜同年6月8日
【企業側の回答】約8割がSNSマーケティングに手応えあり
先に、企業を対象としたSNSマーケティングに関する実態調査の結果について見ていきたい。まず、「SNSマーケティングを来店数や売上の向上に繋げることができていますか。」との質問には、「かなりできている」が34.3%、「ややできている」が45.9%と、ビジネス成果に繋げることができている企業が約8割を占めた。多くの企業が自社のSNSマーケティングに手応えを感じているようだ。
【企業側の回答】SNSマーケティングで成果を出すには？
次に、先ほどの質問で「かなりできている」「ややできている」と回答した人を対象に「SNSマーケティングを来店数や売上の向上に繋げられた要因を教えてください。」と伺ったところ、「魅力的なコンテンツの提供」が50.6％で最多、次いで41.6％の「効果的なターゲット設定」、36.0％の「効果測定、分析に基づいた施策の改善や戦略の調整」が続いた。ユーザーの興味関心を引くコンテンツを提供することで自社に興味を持ってもらえたり、別のユーザーにコンテンツを拡散してもらえたりとするため、コンテンツの充実はSNSマーケティングにおいては欠かせない。さらに、SNSマーケティングのメリットとして、細かなターゲティングと、詳細な数値による効果測定が可能という点が挙げられる。地域や年齢、興味関心などの情報をもとにユーザーを絞り込んで効率的にアプローチできる。また、定期的に効果を測定することで成果が出ない原因を分析し、戦略を立て直すことができる。SNSならではの機能を上手く活用することも、来店数や売上の向上に繋がっているようだ。
【消費者側の回答】SNSきっかけで店舗・イベントを知る人が半数以上
次に一般消費者を対象としたSNSマーケティングに関するユーザーの実態調査の結果を見ていきたい。「あなたは、SNSを通じて、実店舗やオフラインイベントの存在を知ったことがありますか。」という質問を行ったところ、「何回もある」が23.3％、「1回～数回程度ある」が33.2％と、1回以上、SNSを通じて実店舗やオフラインイベントの存在を知った人が半数近くを占めた。SNS検索を行う人が増えていることもあり、SNSを活用したプロモーションはある程度効果が期待できるようだ。
【消費者側の回答】来店の検討には「場所・アクセスの便利さ」を重視
次に「あなたは、企業アカウントを通じ、店舗への来店やイベントへの参加を検討する上で、何を重視していますか。」という質問に対し、66.0％が「場所やアクセスの便利さ」と回答し最多、次いで「店舗やイベントの内容の魅力」が64.7％という結果となった。
店舗・イベントの魅力という点については、先ほどの企業向けの調査でも、魅力的なコンテンツの提供に努めている企業が多数だったため、多くの企業がユーザーのニーズをしっかり押さえていたようだ。しかし、魅力的な店舗やイベントであったとしても、場所やアクセスについて不明であれば来店には繋がらない。自宅から行きやすい場所かどうか、アクセスは便利なのかについては、ユーザーにとって重要な情報のようだ。
地域や年齢など細かなターゲティングが可能となるSNSマーケティングを実施する企業や店舗は最近ますます増加している。少ない予算で効果的なプロモーションが可能なSNSマーケティングは今後も発展していくだろう。また、ユーザー側も幅広い世代の人がSNS検索を行うようになった。自分に合った情報が手軽に見つかるSNSは、今後も様々な活用方法が生まれる可能性がある。店舗・イベントのプロモーションにSNSを上手く活用することで、今まで以上の成果を出すことができるようになるかもしれない。Web広告やオフライン広告などでいまいち成果が出ない場合には、SNSマーケティングへの参入も検討してみてはいかがだろうか。
小松未知子 アドクロ編集部
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